お前は今すぐ『ハチャウマ』をプレイして真のウマ娘をめざせ
よく来たな。おれはねこまるだ。おれは毎日ものすごい量のテキストを書いているが誰にも読ませるつもりはない。だが今回おれは『ハチャウマ』をひととおりプレイし、これが真の男のためのゲームだと気づいた。そして内なる獣の魂を自覚したおれはいてもたってもいられずにこの記事を書いているという寸法だ。
お前はウマ娘を知っているか?
ウマ娘は競走馬を擬人化したコンテンツーだ。アニメやスマッホゲーム、最近は漫画や舞台もやっているし、色々コラボとかしてるから大人気コンテンツーであることは明らかだ。ウマ娘たちは皆ホットなベイブだが、その中身はレースに青春を賭ける飢えた猟犬-WOLF-・・・・つまりMEXICOの荒野を往く真の男だ。ビジュアルだけ見たおまえは「ハイハイかつての擬人化ブームに乗っかった量産型コンテンツね」などと侮るかもしれないが、これは相当はやとちりであることが照明されている。
かくゆうおれもプロジェクト発表当初はそう思ったし、スマッホゲームにいたっては事前登録期間が3年もあった。ようやくリリースされた当初もおれは舐めてかかったが、その認識はサイゲームズの強烈なグーパンチで改められることになる。すなわち、3dモデルがチョー綺麗だったのだ。おれはこれにそうとう驚いた。ゲーム発表当初はボンヤリしていたグラフィックスがシュワルツネッガーの筋肉のごとき輝きを放っていたのだ。このことから、サイゲームズはタルサドゥームの罠にかかり3年間奴隷労働を強いられていたが、その中で肉体が相当に仕上がったというやまれぬ事情が見て取れる。おれは自らの短慮を恥じ・・・・・・鎮守府に退職届を叩きつけ、その足でトレセン学園に向かった。
トレセン学園にやってきたおれはさらなる先例を喰らうことになる。すなわち、シナリオだ。
おれはゲームで哭き、アニメで哭いた。スズカで哭き、マックイーンで哭き、ライスで哭き、そして・・・・・テイオーで泣いた。真の男たちが夢を背負い、希望を見せて行く様を観たおれは、すごいな、と思った。おれは競馬についてはまったくわからないが、小ネタやリスペクトがすごいらしいので、わかる人がみたらすごくすごいな、と思うだろう。漫画については読んだら腰を抜かすことがわかってるのでまだ読んでないが、おまえがこの記事を読んでる頃にはおれは冬のボーナスでシングレを買い、そして・・・・・・・哭いているだろう・・・・・・。
とにかく、そんなウマ娘が今回パーティゲームになった。それが『ウマ娘プリティーダービー 熱血ハチャメチャ大感謝祭』・・・・・通称『ハチャウマ』だ。
ハチャウマ
「エッ?ウマ娘は知ってるけどハチャウマなんて知らない!」毎日スマッホを眺めてるにもかかわらずそう思うやつがいてもしようがない。現代社会はタルサドゥームの罠で溢れかえったマッポーの世だ。インプレゾンビ、業者RT、スカム広告・・・そういったものをかい潜り情報を取捨選択するのは真の男でなければ難しい。だからおれはいったんハチャウマについて説明するべきだと思った。
ハチャウマは最大4人で遊べるパーティ・ゲームだ。ドット絵のウマ娘たちがハチャメチャな四つの競技で競い合う。おまえはくにおくんを知っているか?おれはしらない。だが古の時代を知る者たちは口をそろえてやつの名を口にする。ハチャウマの製作会社が版権元らしいので、そうゆうことだろう。おれはくわしくないので、この話はおわりだ。
あそびかたは大別するとふたつある。フルボイスでストーリーが観れるストーリーモードと、だれかとたたかう対戦モードだ。部室だとかゴルシチャンは今回つたえたいことと関係ないので、ここでは省く。おまえがNINTENDO-SWITTIをもっているなら、コントローラをもちよってローカルたいせんで遊べるだろう(おれはSteamで買ったのでわからない)。一緒に遊んでくれる友がいるなら、それは幸せなことだ。だが、「俺に友情は似合わない・・・・常に孤高さ・・・・」などとうそぶくおまえにはふたつの選択しが与えられる。オンライン対戦でどこかのプレイヤーと戦うか、ローカル対戦でCPUと戦うかだ。だが、おれは親切だからはじめに言っておく。これこそがメキシコの入り口、サンタ・セシリアだ。どうゆうことか?それをわからせるために、おれの体験談をかたろう。敗北と屈辱、そして天啓の話だ。
おれはわからされた
ハチャウマをかってしばらくした頃のことだ。おれはストーリーモードをクリアし、「ふーんこんなものね」などと思い、なんとなくインターネットに潜った。そして・・・・・手も足も出ずにぶちのめされた・・・・・おれは恐怖し、混乱した。おれはすかさず己の精神を守るために「さすがに対人をあまくみてたかな?CPUで練習しよう」と考え、なんとなく難易度さいきょうに挑み、そして・・・・・手も足も出ずにぶちのめされた・・・・・・・わけがわからなかった。困惑、恥辱、絶望、あざ笑う眼・・・・おれは過酷な現実を前に怖気づき、逃避しようとテキーラに手をのばした。そのときだ。グラスワンダー(おれの推しだ)と目が合った。彼女はほほえんでいた・・・・・・
彼女のまなざしはMEXICOに降り注ぐ紫外線のように熱く、おれは思わず荒野に立たずむ自分を幻視した。現実だった。おれはガンスリンガーだったのだ。おれは奪われた尊厳をとりもどすため、復習の旅にでたというわけだ。
パーティゲームを舐めてるやつは腰抜け
「パーティゲームなんてKIDSがワイワイするだけのゲームでしょ?内容とか単純だし・・・」おれの話を聞いてなおそんなことを抜かすやつは過酷なMEXICOから目を逸らしたいだけの腰抜けだ。いいか、よくきけ。おまえの想像する真の男のためのゲームとはなんだ?それはおおかたアクションかFPSだろう。それは正しい。カラシニコフやグレートソードを手に荒野をさすらい、メキシコの風を体幹していくうちに、おまえはたくましくなってゆく・・・・・真の男のゲームとはそうゆうものだ。ハチャウマはどうだ?インターネットに潜む猛者、CPUさいきょう、初心者狩り・・・・・・そういった類稀な強者たちとおまえはハチャメチャGPで渡り合わなければならない。強くならなければ散る。勘のいいおまえなら気づいただろう。このゲームもまた、MEXICO・・・・乾いた荒野で、手にしたGUNで撃ち合い、敵をころす。そういった殺伐としたゲームと本質は何も変わらない。
「メキシコナンデ?カワイイウマ娘ちゃんたちとハチャメチャしたかっただけなのに・・・・・」いまさら泣き言を言っても無駄だ。トレセン学園の門をくぐった以上、その先にあるのは無慈悲な勝負の世界だ。いっさいの甘ったれた元素を捨てろ。それでも進む覚悟を決めたのなら、おれについてこい。
ハチャウマ荒野で生き残るには
偉そうなことを言っているが、おれは未だにON-LINE大戦でまともに勝った事がないことを最初に白状しておく。勇足なおまえはおれを見くびり、「負け犬にかまっているほどひまではない・・・・・」と颯爽と飛び出しては途中で寄ったサルーンがトレセン学園ファン感謝祭の出し物ではなくブチョの手下の店とも気付かずに、挨拶がわりの鉛玉が脳天直撃してさっそく目標未達成という有り様だ。それもこれもおまえが人の話を聞かなかったからで、どうしようもない。いいかよくきけ。確かにおれはまだ負け犬のままだ。だがおれが今からおまえに語るのはおれが実戦の中で得た知見であり、REALな情報だ。つまりそこらの口先だけのエアプ野郎の言うことと違って耳を傾ける価値があるということだ。わかったら目覚まし時計で目覚めをやり直し、今度こそ最後まで話をきけ。
・操作方法を確認しろ
このゲームにチュートリアルはない。一人様のストーリー・モードですらだ。これはいわば銃の扱い方も知らずに荒野をほっつき歩くようなもので、このままではサボテンの影から出てきたダニートレホですらないCPUの投げナイフが刺さってしぬ。そうなる前にヘルプを見ろ。余裕があればKEYConfiguもしろ。おれはエルデンリングと操作感を合わせている。
・操作を覚えろ
いきなり対戦に挑戦する行為はただの蛮勇であり、多分死ぬ。だからおまえはまずは持ってるG.U.Nを手に馴染ませろ。おすすめはストーリーモードだ。章の最後以外はCPUはよわいし、相手も一人か二人だ。ゆとりをもって練習できる。操作を覚えろ。あとストーリーはちゃんと読め。
・チームを作れ
おまえはストーリーを見たりしているうちに、右上の数字が増えているのに気づくはずだ。それはファン数(どうでもいい)とトレセンポイント(金)で、おまえはTPでスカウトチケットを買うことができる。それでウマ娘を解放してマリアッチを組め。「べつにプリセットのチームでもいいじゃん」とおまえが言うなら、おれは止めない。
・楽しめ
よく考えたらこのゲームはステイサムやスタローンがドンパチするようなやつではなく、ウマ娘がなんかハチャメチャするやつだった。だから気負わずに推しとか使って楽しめばいいと思う。楽しむ気概を失ったやつはストレスとかで長く生きられないことが知られている。
バスケ
ボールをうばいあい、ゴールにシュートする。いちばん得点を得るか、目標点数を取れば勝ちだ。競技カスタムをしていない限り、ハチャメチャGPの最初の協議はこれになる。そして何事もはじめがかんじんだ。
・スピンがつよい
おまえがコントローラのいずれかのボタンをおすと操作キャラが素早く全身(クイックブースト)したはずだ。それはスティールといい、ボールをもっているやつに仕掛けるとボールを奪える。ボールを持っているときにQBするとどうなるか?答えはスピンだ。ウマ娘の生み出す回転エネルギ0はすさまじく、スティールを防ぐことができる。ガード判定時間も結構ながい。しかもボールを持ったしゅんかん、ウマ娘のENは全回復する。かわりにスピードは落ちるので、ボールを持ったらQBを連射して敵と距離をはなすのが定石だ。
・ジャンプは駆け引きだ
スティールはジャンプでも避けられる。ENを消費しないので、EN切れで接敵したときはこれで対応できる。だがジャンプどうしがかち合うとボールを弾かれる。地上では時速10000kmで走れるウマ娘も空中では踏ん張れないので、これは確実なことだ。ボールの奪い合いではスピン、スティール、ジャンプの駆け引きが需要であることを、おまえは理解しなければならない。
ウマドッジ
ボールを相手になげたり、キャッチしたりする。力尽きたら負けるので、これは純粋な暴力の世界といえる。
・必殺シュートをどうにかしろ
相手が投げたボールはキャッチで防げる。しかもジャストガードすればスキルゲージがたまるので、おまえはせっきょく的にキャッチを狙うだろう。だがタメ強攻撃・・・必殺シュートはどうだ?これは遅かったり早かったりまがったりして、よくわからない。SEKIROをトロコンしているおれですらジャスとガードは難しいと感じている。どうするか?よけろ。ドッヂボールなんだからドッヂしろ。
ここで注意すべきなのは、だいたいの必殺シュートはホーミングしてくるということだ。誘導性能が高いシュートは圧力がすごいので、可能ならキャッチして止めろ。そもそもなぜホーミングするのか?それはわからない。だがボールがウマ娘に惹かれていくさまはソウルやカラテ・・・・そういう内なるものを思わせる。ウマ娘の神秘とは、おそらくそうゆうものだ。
・スキルゲージをためろ
敵は3人、だがボールはふたつだ。おまえはときに手持ち無沙汰になるだろう。そういうときはスキルを貯めろ。おまえがいずれかのボタンを押すと、キャラがなんかチャージする。だがチャージ中は無防備になるので、ターゲット変更や流れ弾を警戒しろ。
・超必殺シュートを打て
スキルゲージが貯まると超必殺シュートが打てる。当たれば体力を六割持っていく危険な技だが、キャラごとに性能差があり、いくつかは腰抜けだ。それ以外にしても敵が多いほど当たりやすいので、ラウンドの初めに打つのがいいと思う。
大食い
イーター(喰うやつ)とサーバー(運ぶやつ)の二人セットで競う。とにかくたくさん食うと勝ちだ。
・虹色の皿を取れ
同じ色の皿を取り続けると食う速度が上がる。だがいつまでも同じ色の皿が手元にくるとは限らない。CONBO BLEAKしてでも配膳か、配給を待つか・・・・・おまえはときに刹那の判断を要求される。「たづなさんが違う色の料理しかくれないよお」「おなじ色を待ってたら料理なくなっちゃった」そんなおまえに垂らされる蜘蛛の糸が、虹色の皿だ。こいつはJOKERなのでいつ置いてもCOMBOが途切れることはなく、さらに色を変えることができる。
虹色の皿は3種類ある。スイーツ、にんじん山盛り、にんじんハンバーグだ。
スイーツは色を変えられるだけだが、ハンバーグは食べるとイータースキルがMAXになる効果がある。油断なく拾い、逆転を狙え。
なによりも重要なのはニンジン山盛りだ。この皿には×5とおおきく書かれてる。×5・・・・・つまり5倍の得点が入る。数学が得意なおまえなら、その価値がわかるはずだ。おまえはなんとしてもこの皿を取らなくてはならない。山盛りが勝敗を分けるとゆっても過言ではないだろう。
大障害
なんでもありの暗黒レースだ。障害物を乗り越えつつアイテム、タックル、スキルで敵を妨害する・・・・同時に、おまえは破滅へ誘う敵の罠を捌かなければならない。かなり奥が深い競技と言える。勝て。
・配置を覚えろ
大障害のコースにはその名の通り、おまえのゆく手を阻む障害物が配置されている。同時に、おまえをたすけるギターケースやオアシスもレーン上にある。オブジェクトの配置は変わらないので、おまえはこれらを頭にたたきkまなければならない。まずは敵を知れ。おれは無理せずストーリーモードでっ練習した。
・熱血が道を切り開く
熱血は万能の武器だ。SPEEDを上げ、サボテンをとび越え、トレホのナイフを防ぎ、敵のタックルを己の推進力に変える・・・おまえはこれだけであらゆるシチューエーションに対応できる。
だが調子にのって長押ししているとENが切れる。そこに投げナイフやタックルが刺るとEND OF MEXICOだ。だからおまえはタイミングよく熱血を使う必要がある。黄色の線の上でボタンを押せばかなり素早く障害物をこえられる。敵の妨害は見切れ。敵がレーン変更してきたり、近くにいるときは警戒しろ。
・いかに壁を越えるか考えろ
コース上にはブチョの家の塀みたいに高い壁がある。熱血で乗り越えられるが、失敗すると大幅失速してしまう。だからおまえはいかに壁越えを手早く済ますかを考える必要がある。基本は「ジャンプ」だ。ジャンプは若干減速するが、壁越えがわずかに早くなる。もしくは「ジャンプ+ダッシュ」で壁を跳び越すのも手だ。ウマ娘は脚力がすごいので、じつは空中でもダッシュができる。
また、ヘルプには書かれてないが、大鳳で射出された後は方向キー左で減速できる。これは第四区画の壁越えにかなり重要なテクニックとなる。とくに手前側レーンの場合、通常は跳び越してしまう大鳳に飛び移り、壁を一つスキップできる。乗り換え上手・・・・!
ここまで書いてきたのは基本的なことだ。なぜわざわざ書いたのか?おれはこのことに全く気付かなかったからだ。ストーリ-モードのCPUはあほなので適当にボタンをピコピコしているだけで勝ててしまう。それにつられておれもあほになり、なにもわからないままビッグブラザーに刈られた。完全にタルサ・ドゥームの罠にかかったといえる。だがおまえはそうはならない。今こうしておれの手記を読んでいるからだ。このMESSE-ZIはおれからの、Mexicoをゆく後続への餞別だ。
もっとも、真のメキシコを目指すおまえにとって、おれのアドバイスはすぐに役に立たなくなるだろう。そのときは攻略サイトや動画でも見るといい。インターネットは毒サソリや野犬が潜む危険な地だが、真の男たちもまた、そこにいる。彼らの背中を追い、やがてはおまえのちからで、道を切り開け。
未来へ
「ウマ娘とトレーナーは一心同体」・・・・マックイーンはそう言った。最初おれにはその意味がピントきていなかった。だが今ならわかる。つまり、おれたちが諦めたらおわりということだ。ハチャウマの過酷さはウマ娘のレースの世界を残酷なまでに再現している。「ぼくが勝てないなんてクソゲーだよ!!」と投げ出すことは簡単だ。だが、おれやおまえの推しはどうだ?強敵が並み居るIKUSABAでタフに走り続けたんじゃなかったか?ウマ娘は腰抜けではない。執念、努力、メキシコ、強さ・・・勝利へ向かう彼女たちの姿勢は真の男そのものだ。そして彼女たちを支えるトレーナーもまた、真の男でなくてはならない・・・・・そうゆうことなのだ。だから「ウンウンだから彼女たちは尊いんですね」などと後方理解者面で済ますのも今日でおわりだ。見ているだけでは始まらない。おまえも今日からバンデラスだ。
おわり
おれがもたもたとこの記事を書いているうちに、Steamサーバーからは人が去り始めた。あのときおれをギタギタにしたビッグブラザーたちもすでに居ないかもしれない。おれは復讐の機械を失ったのか?おれは一生負け犬のままなのか?先のことなどなにもわからない。あんこくだ。だが、諦めないことを強さと呼び、おれはこの荒野を進み続ける。旅は、まだ長い。
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