満ちてゆく
日本シリーズはわけあって速報アプリもテレビもみないようにしていたが(現実逃避)いつも一緒に観戦する幼馴染から逐一試合状況を伝える速報ラインが届いたため、彼女の名前を野球速報と変更してそっと閉じた。
逃げた先のスーパー銭湯のサウナのテレビが日本シリーズの中継だったため、結局三浦監督のインタビューを見届け、整って帰路についた。
横浜おめでとうございます。強かった。
踏んだり蹴ったりだった10月を乗り越え、大切な友人夫婦の結婚式から始まった三連休。
ふたりの出会いから、プロポーズ、入籍と何かと節目に立ち会っている。ここまできたら付き合った日もその場にいたかったと思うが、さりげないアシストが下手くそなので、いなくて正解だっただろう。
”お付き合いすることになりました”という電話をもらったときは嬉しさのあまり3メートルほど飛び跳ねた。
婚姻届けの証人も書かせてもらった。手が震えたのを今でも覚えてる。
今まで撮影してきたカップルで唯一結婚に至った、まさに希望。
わたしにとって、とても思い入れが強いふたり。
式当日の天気は雨。
新婦は、気合が入ると雨が降り出す雨女…もとい雨の女神。
季節外れの台風まで呼び寄せ、式への気合は十分に感じられた。
話は少し遡り、8月下旬。
届いた招待状を開けると小さな紙が入っていた。
当日リングガールをお願いします。
本気(マジ)?
宛先間違ってない!?めっちゃおもしろい(笑)と笑っていたが、ちょっとだけ想像してみた。え、まってむりかも、耐えられない。想像で泣いた。
年上としての威厳を保つため、その日から泣かないよう過酷なイメトレが始まった。
そして迎えた挙式。
まあ涙腺崩壊でしたね。目の前にふたりがいるんだもの。というか新郎入場の時点で泣いてた。
ただ隣で比にならないくらい大号泣していたリングボーイにみんな気を取られていたので、多くの人には泣いていたのはバレていなかった模様。セーフ。
貴重な経験をさせてくれてありがとう。
結婚式の詳しいお話は、きっと新郎がnoteにまとめてくれると期待しているので、写真で振り返る。
たくさんの愛に溢れた素敵な式だった。
2021.11.7
わたしの個展最終日。
いろんな偶然が重なって、展示会場でふたりがはじめて出会った日。
あれからちょうど三年が経って、いまこんなに幸せな文章をかけること嬉しく思います。
大好きなふたりへ。改めて結婚おめでとう。
末永く、益々お幸せに!