今のところ順調に育っています
栽培の節目ごとに投稿をするつもりでしたが、追いつきませんでした。
6月11日はセルポットに消毒した黒豆を蒔いて育苗し、6月23日に圃場に定植をしました。
土がゴロゴロの塊ばかりでよくないのですが、定植を楽にするための「なかよしくん」というハンドプランターを使って、お手伝いもしてもらいながら2時間くらいで定植が完了しました。上の写真が植えた苗ですが、黒豆の種が二つにパカッとわれて子葉になって、その真ん中から茎が伸びて本葉が出ます。セルポットで育苗しすぎると徒長して、根も巻いてしまうので、本葉が出てきたころを見計らって定植するのが良いようです。直根というまっすぐ下に伸びてくる根があるのですが、これがセルポットの中で巻いてしまうと、定植した後に下に伸びにくくなってしまうそうで、絶妙のタイミングがで定植することが必要です。定植前に雨が降っていたので、ちょうど地面も湿っており、定着しやすかったかも知れません。(植えるときに「なかよしくん」に土がひっついたりしてちょっと大変でしたが)
定植から10日ほどたった7月2日に土寄せ(中耕培土)をしました。子葉が勝手に落ちるので、そこを埋めるくらい土寄せをすると、横に根が発生するそうです。黒枝豆は7月中に2回の土寄せをするのですが、この作業が結構大変で、うちの圃場は面積が狭いのでまだいいのですが、規模が大きい圃場は小型のトラクターで土寄せしています。お試し栽培なので、私も試しにトラクターでやってみようと思っていたのですが、梅雨明けしたはずが、7月中はずっと雨で圃場が乾かない状態で、土寄せできない状況が続きました。圃場が乾かない状態でトラクターを入れると、土寄せしたところが壁のように塗り固められてしまって、根に空気も届かなくなるということでよくないそうです。
7月下旬にようやく雨が収まって、乾き始めたので、よしトラクターで寄せるぞ!と思ったのですが、株が大きくなりすぎると根を痛めてよくないという話があって、念のためのお隣の方に大丈夫どうか聞いてみたところ、もう、トラクターを入れない方が無難というご意見をいただき、、、手でやることにしました。
畝に草が茂ってきていたので、そのままではクワが立たない状況で、まずは草取りをするところから始めて、その後、一株ずつ根元に土寄せしました。2回目の土寄せは、わりと大きく盛り上げる感じにして本葉まで埋める必要があるので、この広さでも2日がかりの作業となりました。
この後、畝間の草に除草剤をかけて枯らして、畝の肩にはトレファノサイドという草が生えないようにする土壌処理剤を散布して、一先ず土寄せは、何とか7月中に完了しました。
並行して、害虫や病気を防ぐための対策として共同防除を申し込んで、農協が規定するやり方で、同じように申し込んだみなさんと一緒に防除することにしました。黒枝豆は、何もしないとイモムシやカメムシなど、ほんとにさまざまな虫にやられてしまいます。葉は柔らかいし実がおいしいので、無理もないとは思います。ちなみに、猿も植えたての黒枝豆をひっこ抜いて子葉(黒豆そのものです)を食べます。とうもろこしも大好物です。甘くて味が濃いものを狙って食べます。
さてこのあとは、株がどんどん大きくなってくるはずなので、台風とかで倒れないように支柱を立ててマイカ線というビニールの丈夫なバンドを張り巡らせる作業になります。
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