魔法のことば
自分にとって大切にしていること
それは挨拶です
今私は自己分析をしています。
その中で自分の中で一緒に働きたい人のタイプという項目があります。
その項目の中で自分にとって1番大切にしているものが「挨拶ができる人」です
数年前からか、職場の雰囲気が暗い感じがしてました。そんな中で私の職場はトヨタさんが行っているTQM活動を取り入れ実践しています。
その活動の中で私は挨拶運動を提案しました。
正直周りの人たちからは若干小ばかにされました。
「挨拶運動なんて小学生かよww」と
でも今の職場は出勤時に挨拶もない
退勤時も逃げるように静かに帰宅していく
挨拶しても顔を見ない、無視する
そんな環境で新しい子が入職して長く働きたいと思うだろうか
環境を変えたいため、まずは上司にチェックリストを渡し、指導していただくようお願いしました。
しかし、チェックリストに上がって注意してもやらない子はやっぱりやりません。
そのため、能動的に自分からしたいと思うようにすればどうしたらいいのか先輩に相談したところ、
「挨拶運動じゃなくて、サンクスカードやってみたら?今の子って恥ずかしがり屋の子多いし」
※サンクスカードとはこんなヤツです↓
僕の周りの20代前半の子たちってあんま自分から話して来ないんですけど、業務改善アンケート用紙を渡すと、フリーコメント欄にはびっしり書いてくれるんですよ
読んでて泣きたくなるぐらいに
要するに、恥ずかしがり屋が多い
そこで、サンクスカードを使って相手の良いところを自由に書いてもらった。内容としては本当にそれこそ
「仕事教えてくれてありがとう」とか
「あいさつの声大きくて気持ちいいね」とか
「悩み聞いてくれてありがとう」とかね
ゲーム感覚で楽しくやってもらうために一人5枚のカードを渡してそれ以上は自分で補充してねって形で1か月実践してみた
一番多く書いた人ともらった人それぞれに賞状と部署費からちょっとした商品券を用意した。
最初の1週間はほとんど出てなかった!!
そのため、各チームごとに集計してチームの枚数を意識してもらうようにチームごとにデータ集計し公表した
するとチームで対抗意識が出たのか翌週からの枚数が大幅に増えた。そして私が集計結果を出すたびに
「あそこのチームにはあと少しで勝てるからもっと書こうよ」
と各チームのリーダーや経験年数高い人たちが声を掛け合う環境が生まれた
すると若い子たちも次第に書いてくれる子が増えてきた
それと同時に挨拶する子も増えてきた。少なくとも同チーム内での挨拶や会話は以前に比べれば格段に増えた印象だった
期間としては1か月だったが、どうやら上の評判もよかったらしく、他部署でもサンクスカードを取り入れるようになり、サンクスカードは現在も続いている(商品券はもう無いけどね)
サンクスカードの取り組みは1年以上経過していますが、現在はどうかというと、やはり相変わらず挨拶しない子はしないし、無視してくる人もいる。ただ、人数としては少なくなった印象です。
実践して思ったのは、他人を変えるってのはとても難しいこと
私みたいに挨拶がとても大切だって考えもいれば、たいして重要じゃないって考えの人もいます。
「挨拶して返事されることに期待する・見返りを持っているからお前は疲れるんだ」と昔、父に言われました
けれど、私は相手から気持ちの良い挨拶を受けるとすごく元気をいただけます。
それが好意を持っている相手や仲の良い同僚からだったら格段にうれしいし、一日の仕事の熱意に左右されると思っています。
自分は医療の現場で働いている人間です。特にリハビリテーションの人間は一人の患者さんと40~60分は時間を共有します
挨拶ができない人にリハビリされたいですか?私なら担当変更お願いします。
だから挨拶って簡単に人の心を幸せにするし、挨拶ないと不幸せにもなってしまう魔法のことばだと思っています。
読んでいただいた皆様、ありがとうございました!