throwcurve 再始動イベント決定によせて
2024年がやってきた。
年始早々ちょっと想像もつかなかったことが続いて、心休まりきらなかったというのが正直なところ。きっとみんな同じだろう。
能登半島地震の被害に遭われた方々には心よりお見舞い申し上げると共に、1日も早く平穏が戻ることを願ってやまないです。
実家の長野から上越新幹線で繋がっていて、個人的にも好きで何度も足を運んだことがある北陸の景色が様変わりしていく報道を目の当たりにして、ただただ言葉が出なかった。
幼い頃から毎年のように泊まりがけで海水浴に出かけていた上越市のなおえつ海水浴場がめちゃくちゃになってしまっていたのも悲しかった。
そんな現状を見て自分は一体何ができるのか、こんなことをしていていいのか、という考えがついつい過ぎってしまう三が日を過ごしたが、とはいえ画面越しに観ている我々までもがただ滅入っていても始まらない。
こんな時こそ上向きなマインドでいかねば。そして自分の立場で、自分の距離感でできることをやっていこうと思う。
そんなわけで、
…というわけでは勿論ないのだが、昨年秋に発表したthrowcurveの再始動について、元日にようやく具体的な発表をさせてもらった。
ここからはその話を。
1月1日昼、今回新たに設立したthrowcurveの新YouTubeチャンネルにて、こちらの動画をアップした。
4人で動画コメントなんて何年ぶりだろうか。
もっとバキバキにエディットされたカッコいいムービーとかで煽って発表するのも考えたが、この第一報は自分たちの口から直接伝えたいと思い直し、じつに華がない絵面で恐縮ながら収録した。
iPhoneのHDR設定のせいで関山が終始テカり続けている等の問題点もあるが大目にみてほしい。
ちなみにこの4人トークはこのあともしばらく続き、それも録画していたので、後日アップする予定です。
さて、ということでthrowcurveの再始動イベントがようやく決定した。
2024年3月21日(木)
新代田FEVER
throwcurve主催
ミライ・ポップ・フェスティヴァル:
アンフリージング
出演
throwcurve
他
※詳細近日発表
「ミライ・ポップ・フェスティヴァル」というイベント名を懐かしく感じてくれる人もいれば、何のことやらという人もいるだろう。
もしかして2024年の感覚ではめっちゃダサかったりするんだろうか、と不安にもなったが、そこらへんはもう自分では分からない。
ちなみにこれは2002年からthrowcurveが継続的に開催してきたイベントです。
ちょうど13年前の3月、同じ新代田FEVERで『ミライ・ポップ・フィスティヴァル 2011』というイベントを開催し、それが実質的なラストステージになった。
同じ場所、同じイベントから、また新しい活動をはじめる。流れとしては悪くない、というかそれ以外にいい選択肢が思いつかなかった。
詳しくは近日発表。チケットはぶっちゃけると1月11日発売を予定している。是非とも、どなたさまもお越しいただければ幸いです。
再開に伴って、いろいろなものを一新した。
まず13年ぶりに公式サイトを再オープン。
こちらはWEBの勉強も兼ねて、年末から単身ちまちま作り始めたものなので、至らない部分もあるかと思うけど追い追い更新していきます。
今時アーティストの公式サイトをくまなく巡回する人どれくらいいるんだろう、と考えたりもするけど、たまに見てやってください。
BBSとか設置した方がいいだろうか。2024年に存在するのかな。
そして、まさかの今さら公式Instagramも開設。
特に深い意味はないけど、世に出せていない画像もいろいろあるし、まとめて公開する場があってもいいな、くらいのノリで。映えないおじさんたちが戯れる画像などもアップしていこうと思いますので、逆にフォローしてみてください。逆に。
アーティスト写真も新たに撮った。
撮影場所は渋谷。現在再開発が進む桜丘町エリアから望むビル群を背に。
このあたりにはかつて渋谷DeSeOがあった。throwcurveが初めてライヴを行った場所だ。そのDeSeOと同じビルに入っていたリハーサルスタジオ「Gateway」で、結成してから5年間くらいは毎週リハをしていた。カッコよく言えば、ここからthrowcurveがはじまったわけだ。
そんな思い出の場所たちも、今ではもう見る影もない。写真の奥に写っている高層ビルも、そのほとんどは何の思い入れもない建物だ。
街は変わる。我々の想いなど知ることもなく。
これは今後創作していく上で自分の中でひとつのテーマになる気がしている事柄でもある。
そんなニュアンスが写真に少し込められた気がして、個人的には気に入っている。
さて、ロゴも変えた。
throwcurveは意外とロゴデザインが定まっておらず、その時々でコロコロ変えていた。再始動するにあたり、そこはもう統一したいという気持ちでデザインし直した。
ぱっと見、飾り気のないごく普通のフォントに見えると思う(実際、既存の書体に少し手を加えただけだ)が、それが今のバンドの気分にあっている。無理やり鋭角的にするでもなくデコラティブにするでもなく、ごく自然なスタンスで音楽を鳴らしていきたいという意思表示を込めたつもりである。
とかいって来年あたりメタリカみたいなロゴに変えたらすいません。
そういえば、冒頭に紹介したYouTubeチャンネルも新たに開設した。throwcurveには既に2010年頃にMV等をアップしていたアカウントが存在するため本来はそこを使いたかったのだが、何せ13年以上ログインしておらず、その間にGoogleとの統合などのレギュレーション変更だかがあったようで、いろいろ試してみたがどうもうまくいかず。やむを得ず別で新しいアカウントを運用するかたちになってしまった。
この点ばかりはややこしい見え方になってしまって不本意なのだが、心機一転ということで裸一貫やっていこうと思う。(とはいえどなたか対応策を知っていたらお知らせください)
それはそうと、このnote自体も数ヶ月ぶりの更新らしい。まじかよ。
自分でも危惧していたがここまで筆が止まるものとは思っていなかった。「いつ更新するんだ!」というメンバーからの突き上げもたびたびあるので、忘れていたわけではございません。
さすがに3月のイベントまでには、セルフレビューは全てアップしておいた方がよさそうだ。
「よさそうだ」と思っただけで「する」とは断言していないわけだが、がんばります。
それ以外にもこれからトピックが増えるものと思われるので、そこらへんにまつわる話もここに書き殴っていくスタンスで、今年はnoteもがんばってみよう。
改めて思えば、いつも王道とはちょっと違う道を歩きながら、普通は光を当てないような角度から、おかしなポーズをとりながら誰かしらをエンパワーする、そんな試みを繰り返してきた(つもりの)バンドだ。
個人的にも社会的にも、あの頃とは違った視点や課題が多々ある昨今。本気で表現をやるなら今なのかもしれない。
他にもすべきこと、やりたいことがたくさんある中でどれほど活発に動けるかは分からないが、十数年来開けていなかった扉を片っ端から開けていき、その先にさらに新しい扉を探す作業が、今はただとてもつなく楽しい。
2024年もよろしくお願いします。
throwcurve
ナカムラリョウ