ウィトゲンシュタイン 語りえぬもの

星川啓慈『宗教者ウィトゲンシュタイン』(法蔵館文庫 2020)を読んだ。特に印象的だったのは、ウィトゲンシュタインの語りえぬものは、神であると言っているところだ。自分が神に語ることと、他人に神について語ることを区別し、神については沈黙しなければいけないというウィトゲンシュタインの考えを草稿や日記から読み解いている。この日記は大変興味深くまた読みたいと思う。

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