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[研究室ゼミ] 合同研究会で研究室を超えた交流
問題意識
研究室に閉じこもって研究していると、仲間が限られてしまいますので、それ以上の広がらない。もちろん、学会発表することで色々な意見をもらうことができるが、多くの学生さんにとって、ある研究について学会発表すると、それでおしまいということも珍しくない。また、研究着手段階などでは色々な意見をもらうことができない。あと、教員が1人だと偏った意見・思想になりがち。
目的
世界を広げてほしい。また、色々な場で発表し、自分の研究にフィードバックを得てもらいたい。特に、研究成果が出ていない段階で色々なひとに意見をもらい、多面的な視点を持てるようにしてほしい。そのうえで、友人関係を広げてほしい。
実施方法
分野がある程度近い他の研究室と合同研究会を実施させてもらい、交流していく。実施形態は、主にポスター形式で、夜は懇親会を実施して交流していく。また、合同合宿などを実施することも。
教員の役割は、日程を調整して、何やるかの大雑把な話を決めて、会場を予約して、あとは当日コメントをするくらい。交流のため、下みたいな感じで、誰がどんな研究をやっているのかが写真付きで一覧になっているものを用意しています。
関西大学 松下光範研究室、お茶の水女子大学 伊藤貴之研究室とは毎年実施させていただいていますし(今年はこんな状況ですのでまだ実施できていませんが...)、早稲田大学の森島繁生研究室、はこだて未来大学の複数の研究室、国立曁南国際大学の陳先生の研究室などとも一緒に実施させてもらっています。本当にありがとうございます。
効果
研究室だと、教員が私一人しかいませんので、どうしても偏った評価になりがちですし、研究室の他の学生さんも似たような評価指標で意見をしたりしていますが、他の研究室の先生や学生に意見をもらうと、「あの先生に面白いと言ってもらえた!」「あの先生にここわからんと言われた!」と、得るものが多いようです。また、学生さん同士も、忌憚なく意見を言い合っているようで、色々と参考になっているようです。
また、どうしても一生懸命研究に取り組んでも、学会発表って1度きりで、同じ成果を何度も発表する機会って学生さんにはあまりないですが、何度も同じテーマを発表できるので、色々とアップデートができて良いように思います。
さらに、学生同士友人関係が広がるというのがとても大きく、毎年合同研究会をやらせていただく研究室の学生さんとはいつも楽しそうですし、学会で会ったときに楽しそうにしてますし、就職したあとも会ってお酒を飲んだりしているようです。また、就職先で合同研究会で一緒になった学生さんと会って、お互い助け合ったという話も聞いています。
ということで、合同研究会おすすめです。引き続きお願いします&他の研究室ともやらせてもらえると嬉しく思います!
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