ペイントツールの世界
◯です。
みなさんはパソコンで絵を描いたりしますか?
今ではペンタブなどで簡単に描くことができて、より自由に幅が広がっているのだと思います。
ぼく自身ペンタブなどを用いて絵を描いた経験はないのですが、小学生の頃に別のツールを使用してコンピュータ室にて描いたことがありました。
多彩な文字や豊富なスタンプ、幅広い背景画像を用いていろんな世界を作りました。
授業であるにも関わらず、その自由度はぼくを魅了したのでした。
小学校生活で指折りの楽しい時間だったかもしれません。
そんな記憶も遠のいた大学生時代の出来事。
この思い出が再び蘇ります。
ぼくの好きなTempalayというバンドが当時新曲を発表しました。
その時に公開されたMVがこちら。
サイケデリックな雰囲気により拍車がかかった「SONIC WAVE」という曲。
まるでvapoewaveのような世界観と繰り返し繰り返しのサウンド、そして27クラブを彷彿とさせる内容。
個人的にはどストライクなMVでたちまちのめり込みました。
そしてこのMVに使用されているものの一つとして、キッドピクスというものが浮上しました。
キッドピクス(Kid Pix)とは、フリーソフトとして1989年に登場したペイントツールです。
まるで子どもの脳内を意識しているかのような、極彩色のサイケデリックな世界。この純粋すぎる世界は、大人の自分たちから見るとちょっぴり不気味な世界。
当時の子どもたちの間では大人気だったようで、効果音やダイナマイトでの全削除といった斬新な点が子供心をくすぐりました。
サイケデリックな世界とともに、昔の自由な世界を思い出したぼくは、キッドピクスに夢中になりました。
ただ昔のものすぎて遊べない……。
ということで当時諦めていました。
そして今。なんとキッドピクスがパブリックドメインでWebサービス上で復活していたのです。
このイカれていてイカした世界に触れることができる日が来るなんて……!
どうやら2021年の時点で復活していたそうで、これはやらねばという思いからひたすらに堪能していました。
サイズ感など全然つかめていないのですが、このサイコ具合はキッドピクスそのものです。
数多くのスタンプ、幅広いレイアウト、無限に遊べる要素が健在でした。
今となってはやっぱり不気味かもしれませんが、それこそがこのキッドピクスならではの強みなのだと思います。
誰もが通った脳内を再現できるこのツールは、本当に飽きません。
今度の休日はキッドピクスに捧げようと思います。
作るって楽しい……!