先人に学ぶVol.1〜七つの大罪編〜
さぁ、新シリーズを始めようかと思いますよ。
タイトルにもある”先人から学ぶ”。ここから説明していきます。
まず大前提として、世の中に起こる9割以上の問題は歴史を振り返ることで解決できます。
例えば、こんな例を見てみましょう。↓
さて、あなたはこの人の現状をどのように改善させますか?
僕の場合、フランス革命期の政治家、ロベスピエールの話を聞かせて、環境に対して怒り心頭しても何も意味がないこと諭します。
僕がロベスピエールの事例を持ち出す理由は、自分自身がこの人を反面教師にしているからです。
正義感が強すぎるあまり、自分の正義・信条に反する人を片っ端から処刑し続け、最終的にクーデターによって死んでいったロベスピエール。
例にも取り扱ったように、今のご時世のマスク問題はかなり賛否が分かれるところ。過去には緊急事態宣言にもなって、経済の流れや人の流れがほぼ完全停止まで落ち込んでしまっていましたね。
国民一丸となって協力して一刻も早く、この非常事態を改善する必要があることは理解しています。
でも、マスク警察やワクチン反対運動といった自分の価値観を他人に押し付けをしていいと誰が言ったんか?
多様性に重きを置かれている現代で、行き過ぎた倫理観・正義感はもはや悪なんです。
それらを振りかざしたところで、賛同を勝ち取ることは到底厳しい。
それを行ったロベスピエールはどうなりました?
もう既に結果は出ていますよね?
・・・みたいな感じ。伝わりました?
あなたが悩んでいることの大半は、このように先人が結果を出してくれているんです。
それを参考にしない手はないでしょうよ。
ことわざなんかも似たような感じで、意味を知ったら悩みが解決したり、行動の指標として使えたりと案外利用できるものですよ。
これが、”先人に学ぶ”というタイトルをつけた理由です。
では、ここから本編。
そもそも七つの大罪ってみなさんどんなものかご存知ですか?
要約すると、キリスト教において罪の根源とされる、七つの悪しき感情・欲望を指す言葉ということです。
大罪の「罪」がなぜ”crime"ではなく”sin"なのかは説明するまでもないでしょう。
七つの内容はこちら。↓
キリスト教において、この並びが罪の重い順のようです。
背景知識はここまでにして、なぜ今回”七つの大罪”を取り上げたのか。
”人”が”人”でなくなる、とんでもない劇物だと気づいてしまったからです。
恐ろしいですよ、こいつらは本当に。
つい先日、気分をリフレッシュさせるために「全力で怠惰を極める日」というのを1日設けました。
その日はドラムも一切触らず、食事もお菓子からジャンキーなものまで吐きそうになるまで食らいつくし、久々に昔ハマっていたゲームを引っ張り出して夜更かしするという出来得る限りの怠惰を尽くしました。
その結果どうなったかというと
「やって良かった」。これが”一応”最終的な着地点です。
”一応”?
正直次の日は今までの生活リズムが崩れた分、至る所に不調が現れてしまっていました。
暴食による腹痛、薄味じゃ物足りない味覚のバグ、長時間のブレインフォグ、運動最中の体の重さetc…
これらの症状は運動後のシャワーの後に改善されて調子を取り戻せましたが、にしても酷かったなぁ。笑
まぁ、全部僕が欲望に身を任せて行った結果だから当然なんですが。
フィジカルを犠牲にメンタルを回復させたってところでしょうか。
今その時のことを振り返ってみると、あれは人じゃねぇ。人の姿によく似た獣だわ。
その日は七つの大罪の内、「怠惰・強欲・暴食」を犯したわけです。
こんな生活続けてたら、人としての尊厳を失い兼ねないですよ、冗談じゃなくて。
七つの大罪、”deadly sins"と表現されるだけの重さがあるわ。
このように自らの身をもって体験して、1つ気づきを得られました。
この七つの大罪は、
他の動物には出来ない「欲望の制御」が可能なほどの知性を持って生まれた人間が、最期まで高尚な生を全うするための”予防線”
なのではなかろうか。
高尚とまではいかなくとも、少なからず堕落を防止し自律をサポートしてくれる指針として、現代にも受け継がれるべき慣習であると僕は感じています。
いかがでしたか?初回からそこそこのボリュームになってしまいましたね。笑
書き終わってから気づきましたけど、”先人”なのか?
まぁ細かいことはいいでしょう。一応キリスト教の内容なので、初回は”イエス・キリスト”ということで。
七つの大罪について調べていたら、ガンディーが残した「七つの社会的罪」というものがヒットしたので後書きとして添えておきます。↓
読んで頂きありがとうございました!
それではまた👋。