寫残録058_Nikonの名機F3
私のはじめての一眼レフは、以前noteに記した通り、Nikon newFM2(以下FM2)だが、2台目はF3。
私のNIKON好きを不動のものとしたF3について、ひとり言を。
使って実感したF3の良さ
Nikonの旗艦機・F一桁機の3代目、F3は1980年に発売され、2000年まで20年間も製造・販売され続けた“Nikonの名機“と、誰もが同じ認識だと思う。
私もその一人だが、当時使うまでは、その“名機”たる所以を理解していなかった。
ジウジアーロのデザイン、電子化されたシャッターのほか、旗艦機としての各所の造りや精度、頑丈などの認識だった。
F3を手に入れ、使ってまず感じたのは、ファインダーの明るさと見やすさ、私が写真を撮るために、いまでも重視していること。F3はその最も重要なファインダーがいい。私のF3はHPだったこともあり、視野率約100%をより実感できたのかもしれない。
そして、フィルム巻き上げの気持ちの良いトルク感と、写欲を上げてくれるシャッター音。もちろん、精度の高さから、現像してわかるコマ間のバラつきのなさなど、幾つもあるが、兎に角、ファインダーと巻き上げレバー、シャッター音にやられた記憶は残っている。
いま思えば
私のF3は、中古で状態の良いものを購入した。購入時、現役で販売しているときではあったが、高価なカメラであったため新品はあきらめたのだ。いま考えると、がんばって新品を購入しておけばよかったとも思う。
ちなみに私のF3の製造年をみると1986年に製造されたものだった。
F3の相棒にと、購入したレンズがある。
当時手元には、FM2と一緒に購入したAI NIKKOR 50mm f1.4sがあったが、どうしても手に入れたかったのが、Carl Zeiss Planar 50mm f1.4 ZF。F3の相棒にと、新品で購入した。
F3とPlanar 50mm f1.4 ZFは、いまでも良き相棒だ。もちろん、F3は数年前にメンテに出すなど大切にしている。
F3で撮るということ
何故だろうか、いまでもF3で撮るときには、気が引き締まるというか、F3を手にする重さからか、少し気合が入る(笑
気がするだけで、撮影時のスタイルや撮るものも、普段と変わらないのだが。
付き合いの長さやはじめての旗艦機ということもあってか、F3以降のNikonのフィルム旗艦機も所有しているが、なかでもF3は特別な存在だ。
これからも
子どものアルバムには、F3で撮った多くの写真が並んでいる。
楽しそうな子どもの写真を撮る楽しそうな自分もそこにはいる。アルバムを見るたびにそんなことも考えるほど、写真を撮る喜びと楽しさがある。
これからも良き相棒として、付き合いもつづくだろう。
Nikon F3HPと、 Carl Zeiss Planar 50mm f1.4ZFで撮影した写真
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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