寫残録054_オールドデジカメ③ FUJIFILM X10
オールドデジカメの3回目。
なんだか書き散らしている感は歪めないが、お許しいただいて。
今回はFUJIFILM X10についてひとり言。
やっぱりファインダーがほしい
そうなんです。私のカメラに欠かせないのがファインダー。
コンデジでもファインダーがほしい。私の撮るモチベーションには必要。
そんななかで、コンパクトで気軽に持ち歩け、ファインダーのあるコンデジとして迎入れたのがX10。当時、FinePixF100と比較して、悩んだ。性能では劣るが、最大のポイントは、コンパクトであったこと。もちろん、ルックスも気に入ったのだが。
ファインダーが曲者だった・・・けど
X10のファインダーは、光学式ファインダーで、ズーム連動式。光学ゆえに明るくて大きい。
しかし、ファインダーをのぞき、シャッターを半押してピントを合わせて撮る。撮った写真をモニターで確認すると…ピントがあってない。
そして、ファインダーをのぞくことで、シャッターを押してすぐにカメラを目から離すと、シャッターのタイムラグでブレるなど、使いはじめには結構あった。
また、広角でのパララックスも結構なもの。
結局、しっかりと撮りたいと思うと、モニターに頼るようになる。
と、欠点はあるが、ファインダーで撮る派の私は、のぞいて撮ることで、写欲が上がる。だから何だかんだいっても、クセを理解して、のぞいて撮っている。
楽しいカメラ
一言でいえば、撮るが、楽しいカメラ。
欠点はすでに述べたので、よい点を。
○ズームは手動で、回すトルク感が絶妙。35mm換算で28〜112mmのズームだけでなく、f値2-2.8と、明るくよく写るレンズ。
○電源ボタンはなく、ズームリングを回してONになる。さらに起動が速い。GRⅢには劣るが、スナップ向き。
○センサーサイズが2/3と意外とデカく、コンデジとしては写りもよい。
○撮影に必要な露出ダイヤル(モードも)や、ボタン類が、使いやすい。なおかつ、ダイヤルのクリック感も心地よく、質感もよい、技術の高さがうかがえる。
○見た目がよい。フードなど自分好みにカスタムもできる。
などなど。いい面は、欠点より勝る。
※いつもにように、スペックなどくわしくは、別のサイトで。
発売は2011年
2011年に発売されたX10だが、私の相棒として現役。
FUJIFILMの魅力でもあるフィルムシュミレーションも、現行機に比べれは数は少ないが、fin(ファンクション)にあてがっておけば、すぐに切りかえられ、選択肢が少ないことで、すぐに「コレっ」と、選んですぐに撮ることができる。
起動の速さ、ボタン類での設定の速さや扱いやすさは、撮影には欠かせない要素だと思う。
11年前のカメラだが、いまでも機能的に十分なカメラであり、手放すことができない。いや、できないのではなく、手放したくないという方が、正しい。
きっと、今後も楽しませてくれるに違いないだろうと。
FUJIFILMらしい
写りでは特に色がきれい。花の写真をみると実にFUJIFILMらしい色味・諧調だと思う。作例を撮影した日は、雨上がりの曇りであった。撮影のモードは絞り優先、フィルムシュミレーションは、ビビットもしくはモノクロで撮影をした。
曇りだったため、花の輪郭まで撮るのにはいい状況であり、発色よさがわかる。ビビットもきつ過ぎずに好みだ。
モノクロでは、物の質感までちゃんと写し出されている。モノクロ+フィルターも選択ができ、明暗を強調したい場面などで楽しめる。フィルムシュミレーションで楽しんだ写真は加工無しでいいのではないかといいつも思う。
明るくてよく写るレンズとフィルムシュミレーションなどによる表現力の凄さが、このコンパクトなカメラに凝縮されていると感じる大切なカメラ。
10年以上の付き合いがあるが、いまだに使うたびに楽しさと喜びを与えてくれるカメラだ。
X10で撮影した写真たちを
※写真を撮るのが好きだが、ヘタなのはご了承願いたい。
※キャプションなどはつけていません。
※画像は少し落としています。
最後まで見ていただき、ありがとうございます。