ナカガワナミ

フリーランスのグラフィックデザイナーなどをしています。日々募る想いやエッセイの昇華

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「ナカガワナミ」って何やってる人?

PROFILEナカガワナミ 1997年10月8日生まれ、東京都出身 女子美術大学付属中学・高校 女子美術大学 デザイン・工芸学科 ヴィジュアルデザイン専攻 現在は、フリーランスのグラフィックデザイナーをメインに活動中 Twitter: @nkgw73_ / Instagram: @nkgw73_ WORKSTOKIO TOKYO フライヤーデザイン 『graffitees』Webバナーデザイン 戸田真琴監督作『永遠が通り過ぎていく』ポスター・フライヤーデザイン 『KO

    • 「全部嘘でいいけど、好きだったよ。」

      それは、恋人に別れを告げた友達にいきなり届いた、その子の恋人からのメッセージ。 それを聞いた私は、あぁ別れの言葉としてなんて素敵な響きだと感じた。  (これを書くことについて、友達の許可を取っていないので怒られたら謝る) 全部嘘でいい。 例え2人になにがあろうとも、それは嘘として洗い流せばいい。愛があったのだから。   過去形の愛というものは、口に出せば涙が滲みそうなほど脆くて儚い。   終わりを告げるサインが、その愛を肯定する。   それは彼女にとって、なんて残酷な

      • まとわりつく明晰夢

        たまにだけど、何度も何度も見る夢がある。 夢の中の空間で、起きる。 大抵本当にリアルな自分の部屋で起きて「これは現実世界ではない」と察する。 この夢から醒める方法はひとつしかない。 ①夢の中でもう一度寝る。 ②金縛りに合う。 ③もう一度起きる。 ただ厄介なことに、この③で現実世界に戻れるかは分からない。 本当の意味で起きれたときに、「あぁ、やっと戻ってきた」と思う。 今日見た夢の話をしよう。 お休みだったので、一度8時ごろ目覚めてから、何度か二度寝を繰り返していた。

        • わたしに居場所をくれた、一筋の木洩れ陽の話。

          去年の初夏ごろ、わたしはわたしを肯定する方法を忘れてしまっていた。 なんとなく周りが就活ということもあって、将来のことを考えると不安になる。 新しくやりたいことがあっても具体的な計画を持っているわけじゃない。 私はこれからどうしていきたいんだろうなぁ… SNSを覗けば、素敵な作品やかっこいいインタビュー記事。見れば見るほど、劣等感を覚えてしまいそうになる。 私はあの人みたく頑張れるだろうか。あぁ、今日も私はだめだめだ... そんな毎日絶妙な落ち込み具合を感じながら、毎日を

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        「ナカガワナミ」って何やってる人?

          とある朝の記録

          午前6時、外を走る救急車のサイレンでふと目が覚める。 信号が青になると流れるアレって、なんていう歌なんだろう。 貴方から欲しい言葉は来ない。 私からも言わない。 目が冴えて、目を瞑っても眠れない。 毛布一枚で寝れる季節。 寝れない夏。 ふと考えてしまうこと。 過去の想い出。 これから築く未来。 今日のお昼はなにをたべよう。 寝返りを打つと、体温でベッドが温まっていたことを実感する。 暗い部屋、カーテンの隙間から溢れる朝日。 世界には私ひとりなのではな

          とある朝の記録

          夏がはじまった香り、夜風。

          自由ヶ丘の緑道沿い、とある喫茶店。 私がそこで飲むのは、毎回アイスココアだった。 生クリームが乗ったやつ。氷のせいで中々溶けなくて、最後まで底に残ったままだった。 記憶の中にある匂い、音や味は、当時の物語のシーンをいとも簡単に呼び起こす。 その記憶から引き摺り出されたクリアな情景に、困る時もあるほど。 このNoteの題名を見たときも、浮かんだ情景は全員違うはず。でも、一人一人に物語がある。 肌寒い夜の雨の匂い。 いつもつけてる香水。 教えてくれた音楽。 いつも持ち歩いてい

          夏がはじまった香り、夜風。

          不幸な人ほど、良いものを作る。

          クリエイティブな思想というのは、割と不幸な時ほど溢れてくる。 心に空いた穴をクリエイティブやアートで埋めている感覚だ。その感覚は中学1年生で植え付けられた。 ずるい。幸せそうに物を作る人はずるい。 「そういった類のクリエイターは天才肌だ」と括るしか、自分を守ることが出来ない。 いつかに、ピースの又吉さんが「良い文章を書くためにあえて失恋をする」と仰っていた。 クリエイターにとって、心に開いた隙間というのは絶好のチャンスである。ぽっかり空いた穴のせいで、頭がクリアになり様

          不幸な人ほど、良いものを作る。

          月が綺麗ですね。

          20時。 改札を出て、体の芯まで突き抜けるような北風に吹かれると同時に空を見上げる。今まで見たこともないほどに輝く満月の夜だった。 キラキラと輝く鋭い輪郭のそれは、わたしを虜にして離さなかった。時が止まったかのように月に見惚れていると、後ろから来た自転車の鈴が鳴ったのが聞こえてわたしはふと我に返って道の端っこに寄った。 帰路を歩き始めても、やっぱりどうしても月が気になって仕方がない。 建物と建物の隙間があるたび、私はチラリと覗き込むように月を見る。 眩しい。 写真に

          月が綺麗ですね。

          生きた証。

          人は忘れられていく. 私が生きた軌跡を少しでも多く残したいという柔な思いからnoteをはじめてみようと思います。 初めまして。ナカガワ ナミといいます。 ざっと自己紹介をしますと、 1997年10月8日生まれ。天秤座。O型。  好きな食べものは、激辛・餃子・ラーメン。あ、それとお酒が大好きです。 2018年4月に付属の中高から通ってた大学を中退し、現在は、SNSでは言えない世界観・価値観を発信する「TIÀMOmagazine」を立ち上げ編集長をしたり、フリーでグラフィッ