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びっくりしてR-1

昨日までバタバタしつつ、さあ今日から停滞していた作業を進めるぞと意気込んでいたけれども、妙な頭痛にげんなりしてなかなか家から出られなかった。
意を決して家から飛び出し、逃げ込むように近所のベローチェに入った。そこそこに広いのにいつなんどきでも割と混んでいて、土曜日だからいっそう混んでいた。混んでいるのを見て土曜日であることを思い出した。

カフェに入ればこっちのもんよと、ちこちこ作業を進めようと、その前にまあちこちことスマホでもいじるかと、ホットコーヒーに一息ついていたところ、めちゃめちゃ意外な人に会った。

ストレッチーズのふっぴ、ことストレッチーズ福島



近所で日本酒検定の1級を受験していたそうで、なんなら試験前に同じ店で最後の復習をし、試験を終えて自己採点をしに再度入店したとのことだった。なかなか広い店内であることも考えるとなかなか奇跡な巡り合わせだった。
毎度同じ会場で受験をしているそうで、毎度同じベローチェに訪れているとのことだった。我が家の庭のようなお店が聖地のようになっていて可笑しかった。


臨場感のある自己採点を横で見させてもらった。
途中に1つミスがあったもののその他全問正解だった。それも1級で、並々ならぬ積み重ねの成果だと分かった。合間合間でちょっとした解説を加えてくれて、とても面白かった。やっぱりめっちゃ詳しい人って魅力的だし、めっちゃ詳しい人からかいつまんで教わるのって楽しい。

結局受験とか、そのための積み重ねとか、その結果の合否とか、そういうものから得られるアドレナリンって良いよねという話をした。
僕たちは大学を出てお笑いをやって、それゆえの真面目さ、突き破れなさを同じような目線で味わってきて、そこそこに似た悔しさも味わってきて、でもやっぱり同じような喜びも知ってるよなあと、なんだか懐かしくむず痒く嬉しい気持ちになった。



R-1の決勝を細田の家で見させてもらう予定だったんだけれども、誘ったら福島も一緒に来てくれた。田口もいた。なんともちょうど良い温度感の面々が揃ったと思った。ピザとともに大暴れする観戦も良いし、しっぽりポテチをあてに鑑賞するのも良い。

細田邸、めっちゃ片付いてて
なんかドキドキした



頑張れとかうおー!とか色々言った。
最終決戦が始まる前のCMで細田と福島がパッと買い出しに行くことになり、僕と田口が留守番した。
田口と談笑しながらCM明けを待っていたけれども、ふと気がつくと画面には有田さんが映っていた。全く気づかなかったけれども、よくよく聞いたら家を出る間際に細田がチャンネルを替えていったとのことだった。まだ大会の真っ最中なのに、チャンネルを替えていた。意味がわからなくて怖かった。細田自身も無意識だったそうだけれども、いくらなんでも怖くて、めちゃめちゃ笑った。幸い大事なシーンを見逃すことはなかった。普段おばかな扱いを受ける田口とはまた全く別の形で、めちゃめちゃ不気味なサプライズを引き起こすからやっぱり細田は面白い。



どんな結果になるのか最後までなかなか予想がつかなくて、とっても楽しかった。順位の上下はあれど、みんなにとってプラスだったら良いのにと切に願う。お抹茶さんが明るく退場してたのがとっても良かった。ネタはみんなとっても良かった。
誰が優勝してもとっても良かったけれども、ぴんくさんが優勝したのはそれはやっぱりとっても良かった。



身の丈に合った量のお菓子を頬張りながら、なんやかんや和やかに見終えた。

とはいえやっぱりまあ、昂るものは昂って、帰り際玄関で見送る細田に
「明日ナルゲキ一緒?」と尋ねたところ、
「ん?ああ、全然」と絶対によく聞こえていない時の返事がかえってきて、そのきまりの悪さもなんか、良かった。無理矢理かもしれないけどまあ、なんか良かった。

調べたら結局明日、ナルゲキで会えるようだった。
サツマカワRPGにも会える。お疲れ様より先に結婚おめでとうを言ってみようと思う。

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さすらいラビー中田
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