童心
YouTubeに大阪3回戦の動画が上がり、いよいよもう戦いはすぐそこですよという緊張感が高まる。緊張しつつも、面白いネタが山ほどドバッと上がり出すことに毎年新鮮にテンションが上がってしまう。
毎度毎度のように、会うお笑いの友達に「〜のネタ見た?」などと感想をシェアする。お笑いのライバルとも言えるけれども、なんかもう、ネタ動画を前にするとお笑いの友達になってしまう。
数年前、3回戦のネタ動画が大量放出された頃はYouTubeではなくGYAOだったから、今でもその名残で「GYAO見た?」と尋ねてしまう。
教室が楽屋になっただけ、いつまで経ってもお笑いの友達とGYAO見た?みたいな会話をしてしまう。お笑いを見るのが好きで、ネタを見るのが好きで、それがいつしか商売道具とか武器とか手段とかそういうものになっていったわけだけれども、それでもやっぱり楽しいものは楽しい。中学生とか高校生の目で楽しんでいる。
面白い漫才がインターネット溢れ過ぎている。大量にサムネが上がり、さあどうやって消費していこうかと選ぶ時間がもう、ワクワクしてしまう。いつまで経ってもワクワクしてしまう。
10年とそこそこ、人生を賭けてしんどい思いも悔しい思いも色々しまくった上でこうなんだからもう、そらもう、やむないことだと思う。しんどい思いも悔しい思いも色々しまくった人間がこうなんだから、そら視聴者の中にあれこれ寸評を垂れ流すモンスターが現れるのもやむない。手近なところに、面白いネタが溢れ過ぎている。
今度は逆に、消費される覚悟を持って、ここらでカチッと凛々しい顔にスイッチしていく。みんな面白くてちょっと萎える時間とかあったけど、信じてモリモリやればいけるはずだ。やるだけ。ここを越えればまた、ウキウキでたくさん動画を見れる。
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