涼しい散歩妄想

涼しいんだから歩くしかない。歩くのが気持ちいいからなかなか帰れない。とりたてて忙しくない日でも帰る頃にはヘトヘトになっている。ヘトヘトでも気分が良い。これからどんどん気分が良くなる。

Spotifyがオススメしてくれた曲がたいていカラオケに入っていない。耳は気持ち良いけどいっこうに口が気持ち良くならない。耳が気持ち良くなればなるほど口が寂しくなる。

いつか可処分所得がゴージャスになったら、ボイトレに通ってみたい。あと絵も習ってみたい。ギターとかドラムもやってみたいけど生まれ変わったらにしておく。あとじいちゃまになるまでにもう一回囲碁も習いたい。あと麻雀ももうちょいだけちゃんとできるようになりたい。サウナはハマるイメージが湧かない。

横澤が自分の結婚式にフラワーカンパニーズを呼んでたみたいな、そういう贅沢を一生で一度してみたい。好きな人が自分のために歌ってくれて、じゃぶじゃぶ泣きたい。無論じゃぶじゃぶ泣くことが目的なのではない。

海外には今なお1mmも行きたくないけど、NBAは一度くらい生で観戦してみたい。でも周りの目とかは気にしたくない。エグいバスカンとかスリーとか見て、隣の人と何も気にせずハイタッチしたい。何か気にしなきゃ行けない状況だったら、生で見なくても良い。

食べてみたいものとかはあんまりない。寂しい人間だぜ、とも思う。吹き出すくらい美味しいものを食べたら何かが変わるかもしれない。

夏を消したい。困る人がいないようなら、夏を消したい。

己で叶えたぞと、あの頑張りがここに繋がったぞと、そういう実感を一つ一つ増やしていきたい。あと夏を消したい。