デジタルデトックスではなく「通知デトックス」をオススメします。
「スマホの通知をOFFにするとあなたの人生が変わるよ」
という記事に目が止まった。
なるほど、確かにスマホには1日に大量の通知が届く。そしてそれらは、私の人生にとって何の影響を及ぼさない、どうでもよい情報ばかりだ。
情報はこちらから能動的に取りに行くから価値があるのであって、受動的に受け取った情報には得てして大した価値はない。
しかしよく考えてみると、その受動的に受け取った情報、つまりスマホの通知に振り回されるような生活をしていることに気がついた。
スマホで週末の小倉競馬場の天気を調べようとしていたらニュースアプリからフジテレビ関連のニュースの通知が来たので思わず開いてしまって1分程度適当に斜め読みした後に「あれ、俺は何をしようとしていたんだっけ?」と迷子になったり。
あるいは、Xから「〇〇さんがあなたのポストにいいねしました」と通知が来て「〇〇さんてフォロワーだっけ?どんな人だろう」と思って〇〇さんのプロフィールや過去ポストをのぞきにいったり。
Amazonから「あなたにオススメの商品」的な通知がきたので、それを見にいって気づいたら1時間経っていた、なんてことも。
これはいかん。
これではアプリケーションに人生を乗っ取られているではないか。自分の貴重な時間が奪われている事態をどうにかしなければ。
ということで、とりあえず連絡手段である電話・LINE・Gmailの通知を受け取ることにして、それ以外のアプリの通知をOFFにすることにした。
通知をOFFにして1ヶ月ほど経つが、特に困ったことは起きていない。
それどころか、不要な通知がこなくなったおかげで、自分のやりたいこと、やるべきことに集中できるようになった(今までどれだけ集中してなかったんだよという話でもあるが…)。
それに、自分の時間を自分でコントロールできている感覚がある。今までは何気ないスマホの通知に人生を支配されていたのだということにも気付かされた。
スマホ通知を極力OFFにするだけで、こんなにも快適な日々を過ごせるようになるとは思いもしなかった。これを「通知デドックス」と呼ぶことにしよう。
通知デトックスは、あなたの人生をあなたの手に取り戻します。