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Nさんへのお手紙

Nさんへ
お元気ですか?きっと元気ですね。そちらでの生活はどうですか?慣れてきましたか?思っていたより快適とか、不便だとか、色々とあると思います。
お便りもないし、姿を見せてくれないので、どうしてるかなーなんて、思ってます。
友達も… きっとたくさんできてますね。正直あんまり心配してません。

この1年間、こちらではいろんなことがありましたよ。会社でも、世の中でも。会社のことで言えば、去っていった人もいれば入ってきた人もいるし、今期の組織編成はこれまでにない新しい形になっているし。詳細はちゃんと会ってからじゃないとお話できないので、今度の機会に。きっとびっくりすると思います。

会社の話はこれくらいにして。
そちらでは美味しいごはん見つけましたか?もう1年になるから、何かしら見つけてそうですね。(上↑のキッチン南海のカレー、懐かしいでしょ!)
またから揚げ食べ放題とか、餃子食べ放題とか、バイキングも行きたいですね。見てるだけでお腹いっぱいになるくらい食べるNさんが恋しいです。
アラサー会でよくカラオケも行きましたね~(もうみんないつの間にかアラフォー)またぱみゅぱみゅを歌って飛び跳ねるNさんを見たい。

Nさんに直接伝えたか伝えてないか、「Nさんのここが本当にすごい」と思ってたことがふたつあって。ひとつは、片腕(しかも聞き手側)が動かないのに、自分の身の回りのことは大抵自分でこなしてしまうところ。しかも後天的な障害でかなり苦労したはずなのに、弱音や愚痴を聞いたことがない。本当に困った時に「ねぇちょっと手伝って・・」って声かけてくれるのは、すごくうれしかったなぁ…
あともうひとつは、はじめましての人と仲良くなるのがめちゃくちゃ早い!良くも悪くも土足でズカズカと相手の心に入って行くからなんだろうけど、誰もがマネできることじゃないし、みんなが聞き出せないような相手の本音も誰よりも多く聞き出してたよね。絶妙な近さ、なんだろうなぁ。
このふたつは心の底から尊敬してます。

もうNさんそちらの世界に行ってから1年か。。長いような、短いような。
もう、言葉通り「突然」のことだったし、会社にNさんがいることが当たり前すぎて、お葬式でNさんの顔を見ても全然実感なかった。今でもいつかまた会えると、1ミリの疑いもなく信じてます。
たまに、私の妄想の中でNさんが登場します。雲の上から下界を見下ろして、「だから言ったじゃん」って茶々入れて。たまに雲をつまみ食いしたり、雲の食べ比べとかしてそう。雲の上でお昼寝してたら隙間から落ちそうになってたり。たまに下界から聞こえてくるゴシップでそちらの仲間とキャッキャして。かわいい子もいち早くチェックして。
なんてね。

たまにはこちらに遊びに来てください。(もう来てる?)
もうすぐお誕生日のお祝いしないとだし、会いたいです。※突然目の前に現れたらびっくりするので、何かサインみたいなのを事前に送ってくれると、心の準備ができるので助かります。

今日はNさんを偲ぶ会と称して、夜ご飯にラーメンを食べます!(二郎でも中本でもブタ野郎でもないけどね、いいでしょ)

しんみりするのも違う気がするので、このくらいにしておこうかな。
じゃ、またね!

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