田舎の家探し断念後、私の心を掴んだお家
こっそりと、計画をすすめた中古住宅購入への道
何も決まっていないけど、住みたい理想のイメージはあった
ぽつんと1軒
家庭菜園ができる敷地
古くてもいい
遠くてもいい
半分自給自足のような生活をいつかしたい
それが理想だったはず
でも、私が購入した家は実際にはそうではなかった
◆ぽつんと1軒◆
となり近所のことをあまり考えたくないなぁというのがひとつの理由。自由に気ままに暮らすのが、理想。
田舎暮らしを夢見て(といっても、現在も田舎暮らしです)今よりもっと田舎の場所で探そうとしていたという話。そして、物件は何件も見てまわりました。今流行り?の移住者募集のような物件も含めて。
ただ、気づいたのは、田舎といえど、一定の集落があるということ。ぽつんと1軒、テレビでみるように、となり近所が遠い家は、山の中にしかきっと存在しないのだろう。
ぽつんと1軒と思いつつも、私には山へ上がっていく勇気は無かった・・。
◆家庭菜園ができる敷地◆
物件を探し始めると、思ったほど隣が遠くない、もっといえば敷地もそんなに広くない。そんな現実を目の当たりにした。
地域としては、今より田舎なんだけれど、いざ見に行ってみると、どこから入るの?というぐらい、道は狭かったり、車の出し入れがしにくかったり、急激な坂の上に建っていたり、不便すぎる。
不便なのは当たり前!と突っ込まれそうですが、そうは言っても・・気になりますよね。
大きな田んぼは、まわりに沢山有れど、家の敷地としては、狭い。家庭菜園を想像する私には、田んぼの管理までする勇気は無かった・・。
◆古くてもいい◆
ぴかぴかの新しい家には、興味がない。古い家でも、寒い家でも、暑い家でも、季節を感じつつ暮らす。そんな暮らしがしたいと思う。
そう思ってはいたものの、とりあえず売りに出されている家は、住んでいた人の荷物が置きっぱなしということもよくあって、自由に使ってくださいと言われても・・という感じ。
一生懸命、使えるものは使おうと、見てみるものの、さすがに量が多すぎる。
昔ながらの土間が残っていたりすると、素敵!と思ったりもした。そこでの生活の不便さを想像せずに、雰囲気だけで思ったりしている程度だが、それでも有効に使えるなら使いたいとも考えた。
◆遠くてもいい◆
今の生活もある。仕事もしなくてはいけない。購入する家は遠くてもいいと思いつつも、距離が負担になることは考えなければならない。
とすると、購入可能なエリアは限られてくる。
可能なエリアで散々探し、ちょっとエリアを広げて見ても、さすがに無理かという思いになる。
そこそこの距離感で、この地域がいいなぁと思った場所。景色もいいし、そこまでの道もいい、WEBサイトに掲載されている情報で、何軒か見て回ると、この家なら良いかもという家が見つかる。内見をお願いする問い合わせをしてみた。
「子育て世代の方に」という文字
メールの返信には、こう記載がありました。子育て世代の方に来てもらいたいので、そうであればご案内が可能です。
そうではありません。
◆半分自給自足のような生活をいつかしたい◆
移住定住募集には、子育て世代の方に来てもらいたいという思いがある。理解は十分にできます。
50歳という年齢、結婚もしていない、もちろん、子供も居ない、一人暮らし
移住者としては歓迎されないのだということを知り、ひとり自由気ままに暮らしたい場所としては、田舎はダメなんだなと思いました。田舎ほど、近隣住民とのコミュニケーションが必要で、田舎ほど、人への関心が高い。
半分自給自足のような生活をいつかしたい、という思いは「いつか」に取り置いて、自由気ままに暮らすための計画に変更したのはこの時だったかもしれません。
好きなことをするための場所、好きなことができるなら、ぽつんとにこだわらなくてもいいか。
こうして、出会った家は、住宅街の中にあります。周りの人に少し迷惑をかけるようにはなりますが、仕事が休みの日に行って、DIY。
すぐ近くで、草刈り機の大きな音がしたり、同じように工事の音がすると、ほっとしながら、作業をしています。
半自給自足までは難しいかもしれませんが、家庭菜園ぐらいはできるほどの敷地で、車も十分に止めることができる。念願のセルフリノベーションをするには、程よい大きさの小さな家です。
仕事場からも、住んでいる場所からも近いし、何気に便利なのです。好きなことを実行するための家。見つけました。
良かったら動画もみてみてくださいね。