映画レビュー:「カセットテープ・ダイアリーズ」
赤いシャツにデニムジャケット。ラムネのように爽やかなスタジャン。オフホワイトのフリルシャツに花柄のスカーフ。イカしたファッションしてんじゃん。80年代好きにはたまらないヴィジュアルだね。いやいや、画面の中の彼らにとっては大真面目ど直球のファッションなんだから。懐古厨の餌にしちゃいけねぇ。今回の主役ジャヴェドにも思春期ど直球の大きな悩みがあるんだ。友人、恋愛、自分に理解のない父親、そして人種。87年はまだ(今もかもしれないが)人種と階級闘争の激しいイギリス。こんな田舎町さっさと