中田健太郎|All Books Considered

福岡県糸島市で2022年3月オープンの本屋「All Books Considered」…

中田健太郎|All Books Considered

福岡県糸島市で2022年3月オープンの本屋「All Books Considered」の裏話。ABCで覚えてください。 中の人:中田健太郎(九州大学共創学部2年) Instagram:@a.books.c

マガジン

ストア

  • 商品の画像

    NEUTRAL COLORS 5

    いま、最も熱量のある雑誌、NEUTRAL COLOR(ニュー・カラー)。 1年3ヶ月ぶりの新号です。長かったー。 大胆かつデリケートな印刷方法であるリソグラフを多用し、雑誌の未来を考える雑誌。手に取った瞬間にわかる、すごいやつやん。 毎号5000部限定で、4号はすでに売り切れ。俺はきっと伝説を見てる。 --- 第5号 「言語」特集 第5号の特集は「言語」です。 言語は個がもっとも顕れるものだと考えます。 グローバル化が進んでもスキップできない。 土地の固有性や、個別の文化とか、個であることを重視する NEUTRAL COLORS としては探究したいテーマです。 この特集では言語の伝わらなさを認め、 どうやったら伝えることができるのかを雑誌全体で考えていきます。 いくつの年齢になっても新しい言葉を学ぼうとすること。 点字や手話やジェスチャーで伝えるもの。 言語とは「伝えようとするもの」すべてです。 雑誌をつくりながらいつも思い知らされます。 大切なことを伝えたいのに、うまく言語化できないこと。 海外で、口ごもったり黙ってしまったり、言語の壁が立ちふさがること。 NEUTRAL COLORS にとって言語とは「伝わらないもの」です。 だから、雑誌全体で伝えてみます。 NEUTRAL COLORSとは、独立した出版社であり、発行する雑誌であり、印刷製本所の名前でもあります。3つは有機的につながります。NEUTRAL COLORSの出版スタイルは、少人数が集まって印刷、製本、流通までを一貫して行うもの。廃棄を前提とした大量商業印刷と少部数のインディペンデントの中間(雑誌で5000部/書籍やアートブックで300〜1000部ほど)、経済的に持続可能な中規模出版モデルを目指します。
    2,970円
    All Books Considered
  • 商品の画像

    live 2023 - aldo van eyck

    ジャズだパンクだというけれど、爆発を表現するのにジャンルはいらない! 自由を音で体現したaldo van eyckの200本限定ライブ盤カセットテープ「live 2023」を入荷しました! 配信含め他媒体での公開はない予定とのこと。 aldo van eyckの現在地がたっぷり詰め込まれた1本です! SIDE A 1.Black Box 2.Red hot 3.S 4.M room 5.inthwr 6.Raise 7.L S Drive Apartment 1F 8.arctic 9.!!! 10.L S Drive Apartment 2F 11.take four 12.Village steps 13.last dance SIDE B 14.L S Drive Apartment 3F 15.F 16.boxes 17.Grease Machine 18.Ase 19.BLS 20.Grit 21.N 22.nada 23.E7#9soundsystem Mix/Mastering/Edit:Dischaaageee Artwork:Hotaka Kojima Photograph:Rintaro Miyawaki
    2,750円
    All Books Considered
  • 商品の画像

    それで君の声はどこにあるんだ? 黒人神学から学んだこと

    「イエスは黒人なのだ! ブラックパワーは福音だ」黒人神学の泰斗、ジェイムズ・H.コーンに学ぶため、二七歳の筆者はNYにあるユニオン神学校の門を叩いた。教室にさざめいたハレルヤ。ブラック・ライヴズ・マターという仲間たちの叫び。奴隷制以来、四〇〇年に及ぶ苦難の歴史に応答することはできるのか? 魂をゆさぶる言葉の旅。 目次 プロローグ 第Ⅰ部 400Years 1 褪せた本 「キリスト教神学とは解放の神学である」 2 秘密のトンネル 「マルコムを忘れてしまえば、私たちはキングまでも誤って記憶してしまうぞ」 3 土曜日の霊性 「スマートなのは、携帯電話だけでいい」 4 タワーと闘え 「でもペテロは誰なの。あなた?」 第Ⅱ部 Find Your Voice 5 アリマタヤのヨセフ 「黒人以外の人間が、黒人の背負ってきた苦しみや痛みを理解するのは難しい」 6 自分の声 「説教できないものを書きたくはない」 7 最後の授業 「もし何かを始めたなら、もう後戻りすることはできない」 8 誰にも言わないと言ったけれど 「憎しみは担うに重すぎる荷物となる」 9 コロナ禍の覚書 「世界の救済は、不順応にかかっている」 エピローグ 謝辞 参考文献・解説 榎本 空 (エノモト ソラ) (著/文) 榎本 空(えのもと そら) 1988年,滋賀県に生まれ,沖縄県伊江島で育つ.同志社大学神学部修士課程修了.台湾・長栄大学留学中,C・S・ソンに師事.米・ユニオン神学校S. T. M 修了.現在,ノースカロライナ大学チャペルヒル校人類学専攻博士課程に在籍し,伊江島の土地闘争とその記憶について研究している. 翻訳書にジェイムズ・H・コーン『誰にも言わないと言ったけれど――黒人神学と私』(新教出版社,2020年).寄稿に「“痛みにあふれた愛”のムーブメント――黒人解放の神学とBLM運動」(「こまくさweb」2020年11月4日付),「ガラクタの山を証すること」(『世界』2021年2月号)など.
    2,200円
    All Books Considered
  • 商品の画像

    NEUTRAL COLORS 5

    いま、最も熱量のある雑誌、NEUTRAL COLOR(ニュー・カラー)。 1年3ヶ月ぶりの新号です。長かったー。 大胆かつデリケートな印刷方法であるリソグラフを多用し、雑誌の未来を考える雑誌。手に取った瞬間にわかる、すごいやつやん。 毎号5000部限定で、4号はすでに売り切れ。俺はきっと伝説を見てる。 --- 第5号 「言語」特集 第5号の特集は「言語」です。 言語は個がもっとも顕れるものだと考えます。 グローバル化が進んでもスキップできない。 土地の固有性や、個別の文化とか、個であることを重視する NEUTRAL COLORS としては探究したいテーマです。 この特集では言語の伝わらなさを認め、 どうやったら伝えることができるのかを雑誌全体で考えていきます。 いくつの年齢になっても新しい言葉を学ぼうとすること。 点字や手話やジェスチャーで伝えるもの。 言語とは「伝えようとするもの」すべてです。 雑誌をつくりながらいつも思い知らされます。 大切なことを伝えたいのに、うまく言語化できないこと。 海外で、口ごもったり黙ってしまったり、言語の壁が立ちふさがること。 NEUTRAL COLORS にとって言語とは「伝わらないもの」です。 だから、雑誌全体で伝えてみます。 NEUTRAL COLORSとは、独立した出版社であり、発行する雑誌であり、印刷製本所の名前でもあります。3つは有機的につながります。NEUTRAL COLORSの出版スタイルは、少人数が集まって印刷、製本、流通までを一貫して行うもの。廃棄を前提とした大量商業印刷と少部数のインディペンデントの中間(雑誌で5000部/書籍やアートブックで300〜1000部ほど)、経済的に持続可能な中規模出版モデルを目指します。
    2,970円
    All Books Considered
  • 商品の画像

    live 2023 - aldo van eyck

    ジャズだパンクだというけれど、爆発を表現するのにジャンルはいらない! 自由を音で体現したaldo van eyckの200本限定ライブ盤カセットテープ「live 2023」を入荷しました! 配信含め他媒体での公開はない予定とのこと。 aldo van eyckの現在地がたっぷり詰め込まれた1本です! SIDE A 1.Black Box 2.Red hot 3.S 4.M room 5.inthwr 6.Raise 7.L S Drive Apartment 1F 8.arctic 9.!!! 10.L S Drive Apartment 2F 11.take four 12.Village steps 13.last dance SIDE B 14.L S Drive Apartment 3F 15.F 16.boxes 17.Grease Machine 18.Ase 19.BLS 20.Grit 21.N 22.nada 23.E7#9soundsystem Mix/Mastering/Edit:Dischaaageee Artwork:Hotaka Kojima Photograph:Rintaro Miyawaki
    2,750円
    All Books Considered
  • 商品の画像

    それで君の声はどこにあるんだ? 黒人神学から学んだこと

    「イエスは黒人なのだ! ブラックパワーは福音だ」黒人神学の泰斗、ジェイムズ・H.コーンに学ぶため、二七歳の筆者はNYにあるユニオン神学校の門を叩いた。教室にさざめいたハレルヤ。ブラック・ライヴズ・マターという仲間たちの叫び。奴隷制以来、四〇〇年に及ぶ苦難の歴史に応答することはできるのか? 魂をゆさぶる言葉の旅。 目次 プロローグ 第Ⅰ部 400Years 1 褪せた本 「キリスト教神学とは解放の神学である」 2 秘密のトンネル 「マルコムを忘れてしまえば、私たちはキングまでも誤って記憶してしまうぞ」 3 土曜日の霊性 「スマートなのは、携帯電話だけでいい」 4 タワーと闘え 「でもペテロは誰なの。あなた?」 第Ⅱ部 Find Your Voice 5 アリマタヤのヨセフ 「黒人以外の人間が、黒人の背負ってきた苦しみや痛みを理解するのは難しい」 6 自分の声 「説教できないものを書きたくはない」 7 最後の授業 「もし何かを始めたなら、もう後戻りすることはできない」 8 誰にも言わないと言ったけれど 「憎しみは担うに重すぎる荷物となる」 9 コロナ禍の覚書 「世界の救済は、不順応にかかっている」 エピローグ 謝辞 参考文献・解説 榎本 空 (エノモト ソラ) (著/文) 榎本 空(えのもと そら) 1988年,滋賀県に生まれ,沖縄県伊江島で育つ.同志社大学神学部修士課程修了.台湾・長栄大学留学中,C・S・ソンに師事.米・ユニオン神学校S. T. M 修了.現在,ノースカロライナ大学チャペルヒル校人類学専攻博士課程に在籍し,伊江島の土地闘争とその記憶について研究している. 翻訳書にジェイムズ・H・コーン『誰にも言わないと言ったけれど――黒人神学と私』(新教出版社,2020年).寄稿に「“痛みにあふれた愛”のムーブメント――黒人解放の神学とBLM運動」(「こまくさweb」2020年11月4日付),「ガラクタの山を証すること」(『世界』2021年2月号)など.
    2,200円
    All Books Considered
  • もっとみる

最近の記事

  • 固定された記事

第2章 本屋の売り物

「本」という言葉は書籍だけでなく、根元、真実、という意味もある。それは、一つ真っ直ぐに突き進んでいるさまをその奥底に持っている。だから、”本”屋というのは「真実で、根源で、率直なもの」を売っているのである。僕はこれを確かだと思っている。 なんで今独立系書店が増えているんですかね、と聞かれれば僕は今のように返すだろう。別に社会的トレンドがあるとは思わない。それは表面的な現象であって、”本”への渇望が血のように流れているにすぎない。その末端に、今増えつつある本屋があるだけだ。紙

    • 2月のお知らせ。

      お久しぶりです。 noteはしばらく更新していなかったので、じゃあ一体何をやってたのかというとやっぱり本を選んだりZINEを作ってイベントやったりしてました。 その間に色々ありまして、お知らせしないこともそういえばいっぱいあるな〜ということで。(どっちかっていうと後半の方が大事なお知らせ!) メディア関連 福岡ふかぼりメディア「ささっとー」 「4畳半に詰め込んだ自己主張 九大生が前原商店街で営む書店」 以前他メディアさんで取り上げていただいた時よりも反応が多いです。Ya

      • 糸島のドン・大堂良太の「働く」/ABCの土壌を作った男。

        お久しぶりです。糸島に移って2年目の中田です。 紹介したい記事があるのでぜひ見てってください。 いつもお世話になってる大堂さんを僕の大学の友達がインタビューしている記事です。 それより下は僕と大堂さんについてのお話です。そちらも興味あれば見ていただければと思います。 糸島で遊び始めた頃、”大堂良太”という名前がどこに行っても聞こえてきた。 まずは大堂さんとの出会いから。 1年生の夏。来週の生活さえ決まっていない僕は夏休みの計画など立てているわけがなかった。ボケーっとス

        • 映画レビュー:「カセットテープ・ダイアリーズ」

          赤いシャツにデニムジャケット。ラムネのように爽やかなスタジャン。オフホワイトのフリルシャツに花柄のスカーフ。イカしたファッションしてんじゃん。80年代好きにはたまらないヴィジュアルだね。いやいや、画面の中の彼らにとっては大真面目ど直球のファッションなんだから。懐古厨の餌にしちゃいけねぇ。今回の主役ジャヴェドにも思春期ど直球の大きな悩みがあるんだ。友人、恋愛、自分に理解のない父親、そして人種。87年はまだ(今もかもしれないが)人種と階級闘争の激しいイギリス。こんな田舎町さっさと

        • 固定された記事

        マガジン

        • 店番のお供、本の記録
          1本
        • 本屋のこと。
          4本

        記事

          ブックレビュー:「ぼくにはこれしかなかった」

          【「ローカルブックストアである 福岡ブックスキューブリック」と同時に、本屋をやるにあたって読んだ先人の書です。店頭にはまだ置いてありません。】 「ぼくにはこれしかなかった。」早坂大輔・木楽舎 人には誰しも欺瞞というものが存在する。嘘を吐き、時に自分を騙す。そうやって人間をあらぬ方向に流していく世間の濁流の先にはどんな結末が待ち受けているだろうか。ポツポツと御託を並べ自身の苦しみを一向に受け付けず、挙句の果てには自己肯定感が低いと言って逆説的にそのプライドの高さを認めもしな

          ブックレビュー:「ぼくにはこれしかなかった」

          オープン初日。

          3月5日。僕の誕生日にオープンしたいとメンバーに告げたのは1月ごろだった。オープン直前11時近くなって、「正直この日に間に合うとは思ってなかった」と口々に言われたし、僕もそう思う。色々錯覚していたような気分。言い出しっぺは自分1人だったのに、いつの間にか仲間が3人もできて、友達や家族、地域の方々がたくさん応援してくれた。本当にありがとうございます。お花も、僕個人への誕生日プレゼントもたくさんいただいた。こういう感じで19を迎えることになるとは思わなかった。いい意味でね。 初

          幼馴染が応援note書いてくれた!

          小学校からの付き合いになるひだかさんがABCオープンに寄せて応援note書いてくれました。今でも深夜ZOOMで泣きながら語り合うほどの仲ですが、出会いはたまたま。その後も偶然とは思えないほど縁のある人です。 ありがとう!

          幼馴染が応援note書いてくれた!

          第4章 仲間紹介②:たかぴー

          お久しぶりです。前回はお仲間一人目ふーきさんをご紹介しました。実は小説好きだったとは僕も初めて知りました。書くと普段口にしないことも出しちゃったりして、文章って不思議ですね。 さて、今回は二人目の仲間、たかぴーに自己紹介を書いてもらいました。昨年の今頃、大学入学当時から仲良くしてる古着狂の友達です。もちろん担当はリメイク服。あとABCのパンク面。当店の裏メッセージは「パンク精神の知的裏付けとしての書店」ですので(適当)頼りにしてます。 それではどうぞ! こんばんは。寒い

          第4章 仲間紹介②:たかぴー

          第3章 仲間紹介①:ふーき

          今回は、ABCのもう一つの柱となる古着・リメイク服を担当する3人の仲間たち紹介①、ふーきさんです。同じ大学学部の先輩です。僕は正直服のことは疎いですが、メンバー3人それぞれすごく気持ちいい筋の通り方をしたファッションをしているなぁと思います。ふーきさんは本屋の話を持ちかけたのが初対面だったのに、すごく面白がってくださってつくづく人に恵まれているなと感じます。 紹介にあたって、本人から自身の読書経験について寄稿いただいています。どうぞ。 本屋に服を置くらしい、しかもその本屋は

          第3章 仲間紹介①:ふーき

          第1章 小声で選手宣誓

          本屋開業前夜にして、カンダさん(本と羊)の本音がずんと突き刺さる。これを書いている2022年1月27日現在、コロナは第6波を迎えている。オミクロン株がとんでもない感染力を衒っていて、例に漏れず、本屋さんでさえも経営が苦しくなっているようだ。僕以前にも、福岡ではちらほら本屋さんができているらしいけど、少なくとも「本と羊」さんはだいぶくらっているらしい。実は今日初めて「本と羊」さんにお邪魔してご挨拶させていただいたのだが、店主のカンダさんにはとても興味を持っていただけたみたいで、

          第1章 小声で選手宣誓