平家物語
よく長時間電車に乗っている時、向かいの一列〔10人くらい〕に座っている人の共通点を探すことが癖なのだが、以前の一位は毎回スマホを使っている人が占めていたが、最近では間違いなくマスクをしている人に変わった。社会の移ろいやすさを感じる今日この頃である。こんなことを考えていると、平家物語の冒頭を思い出す。
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。奢れる人も久からず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き者も遂にはほろびぬ、偏に風の前の塵におなじ。
寒くなってきましたのでお体に気をつけて。
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