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パソコンに全く慣れていない生徒が、 どのようにデジタルなものづくりを進めるのか?

こんにちは、N中等部「ネッ中note」です。
今回は、N中等部の授業の一つであるプログラミングについてご紹介させていただきます。

はじめに

N中等部は開設当初からプログラミング授業の時間があります。
MacBookを使ってデジタルなものづくりの仕組みや技術を学んでいます。
とはいえ「プログラミングと言われても何からやるのか…不安…」と思う生徒・保護者の方も多いです。
今回は「パソコンに全く慣れていない生徒が、どのようにデジタルなものづくりをおこなっていくのか?」をお伝えしいたします。

▼この記事は以下のような方におすすめです
・N中等部の授業の内容が気になる方
・プログラミングの授業内容について知りたい方

つくることで学ぶ

N高グループ、N中等部と学園のプログラミング授業に関する方針は「つくることで学ぶ」です。
「つくることで学ぶ」とは、以下のことを大切にしています。

成功も失敗も、手を動かし考えていくことで学びを深めてほしい、と考えています。
その手段としてコーディングに限らず「デジタルなものづくり」を採用しています。

授業を通した目指す生徒の姿

その結果、デジタルスキルが身につく、好きなことに熱中する、新しい場所へチャレンジするなどを目指しています。

Step1.「パスポート教材」から始める

N中等部の生徒は「入学して初めてパソコンを触りました」という生徒も多くいます。
他には一部、普段からよくコーディングをしている、といったパソコン操作に慣れている人もいます。
そのような多様な生徒らですが、授業でよく使うツールには最低限操作ができるようになる教材を準備しています。

そこで全ての生徒がまず初めに取り組むものが「パスポート教材」です。

Google Workspaceに使用できるツール「ドキュメント」「スプレッドシート」「スライド」、他には「Adobe Creative Cloud」(以下、Adobe CC)ツールであるPhotoshop / Illustratorの基本操作を学習していきます。
この教材を通して学園で実施される他の授業でも必要になるツールの使い方やスキルを身につけることができます。
これらのスキルは汎用的なもので、将来社会に出た時に役立つ書類やプレゼンテーション資料の作成、表計算ソフトの操作の基礎となります。

パスポート教材説明

Step2.何をやろうか迷ったら

N中等部では、上記のパスポート教材を終了させると生徒それぞれが興味があるものづくりに移ります。
イラスト、3Dモデリング、ゲーム作成…ジャンルが幅広く、生徒の中には「何から手をつけたらいいのか」と悩む生徒もいます。
そのような生徒には、「作ることから学ぶ」を体現するために「ビギナー教材」から始めることを推奨しています。
生徒が取り組むにあたって基礎的なスキルを段階的に学ぶことができるようになっています。
以下の画像はゲームを作成するにあたってのビギナー教材です。
ツールも様々で、最終的に出来上がるものも、選択肢によって展開が変わるノベルゲームやアクションゲームなど幅広いものになっています。


(参照)ビギナー教材ページ画面

このような課題とは別に、プログラミング講師によるワークショップや、個別相談など年度に応じて様々な授業やサポートが実施されています。

困った時はどうする?

生徒がオンライン上でコミュニケーションが取れるツールのslack内にある「プログラミングチャンネル」では、プログラミング講師だけでなく、同じジャンルのものづくりにて取り組んでいる生徒から質問や回答をし合える場があります。
質問だけでなくものづくりの成果物を投稿する生徒もいるので、生徒たちは見ているだけでも刺激になります。
過去のSlack内のやりとりの中にも情報がたくさんあるため、メンターは困っている生徒と一緒に解決方法を検索して探すなど、「分からないからそれ以上はやらない」ではなく「解決するためにどうするか」をと言う視点で、一方的に解決方法を教えるのではなく、困った時の対応する対処スキルの醸成に努めています。

おわりに

今回はプログラミング授業の流れについてお話ししました。
N中等部で初めてパソコンに触れる生徒でも、学ぶ上でのツールや質問できる環境があります。
「プログラミング」と言ってもものづくりの観点からいうと、生徒によって興味関心は様々です。
プログラミングにそこまでの興味をもっていない生徒も、上記の教材を使用して、デジタルのものづくりにチャレンジしています。
プログラミングは一つの手段であり、最終的な目的は「つくることで学ぶ」ことです。
授業のなかで得た知識を使ってものづくりを実践し、多くの刺激を受けて自らの将来についてプログラミング的思考を生かしたり、実際にスキルを発揮していってもらえるようにメンターは日々サポートをしています。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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