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深夜特急に乗って ポール・マッカートニーの歩き方(13) 12/21 時代と共に逝っちまった
ポルトガル滞在20時間弱。そのうち9時間ぐらいは寝てました。早朝、1000ある評価の99%が星5の素晴らしいホテルで朝日を拝み、「朝日が昇るから起きるんじゃなくて、目覚める時だから旅をする~」と口ずさみながら、一人で朝食。CHA(シャ)の国、ポルトガル。紅茶を飲みました。
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朝の8時にチェックアウトしファロ空港へ。
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がらがらのBAの窓から、ファロを。ポルトガル、またいつか行きたいわ。大航海時代の黄金期からずっと右肩下がりの国。経済も良くないけども、人はいいし、移民はいないし(そもそもポルトガルに稼ぎに来る人はいないんだろう)、物価も安いし、日本が今後参考にして行くと良い国なのかもしれません。個人的は、もう日本は復活なんかしなくてもいいと思っているし、復活なんかできないだろうし。
***移民がいない方がいいと言っているわけではありません。私は川口市民ですが、すでに外国人がいない生活は成り立たないと常々考えています。まあ、このままの日本の経済状況では、観光客以外は日本には来なくなるって思います。そういうことを言っています。***
で、ガトウィック空港に戻り、そのままGOT BACKツアーMVPファンの小西さん、夏子さんに会いにトラファルガー広場へ。なぜかというとここには、深夜特急のゴールだったロンドン中央郵便局跡地があるから。
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その側に公衆電話ボックスがありました。鍵かかっていましたが。この旅で唯一見た公衆電話。
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イギリス(スコットランド)のBellによって発明された電話。その電話をイギリスのGeneral Post Office(総合郵便局)が事業化したのが電話会社の始まり。なので、深夜特急の沢木耕太郎先生はあながち間違ってはいないんです。しかし、公衆電話っていうものは時代と共に逝ってしまったんですね。
その後、小西さん、夏子さんとクリスマスのロンドン中心街を歩き、MPL、アップルビル、Thirdman Recordを巡礼し、セントジョンズウッド駅へ。そこからレンタカーでヒースローの安ホテルまで送ってもらいました。そうそう、MPLの前に停まっていたこの車、ポールのでしょ?
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とにかくいろいろこのツアーの追っかけの話を3人で面白おかしく振り返ったりして、幸せなひと時でした。大変お世話になりました。春に大阪でイベントを開催する際にはぜひスペシャルゲストで!2人のポジティブさ、素晴らしすぎる。
よくよく考えてみると、日本という国は普通に生きていたらトラブルシューティングなんてほとんどすることがないわけで、海外旅行に行くとそれこそ毎度毎度トラブルシューティング。添乗員付きの旅行でもない限り。でも、そんな日本ももうすぐ時代と共に逝ってしまうんだろうね。国敗れて山河あり。