クイック顔面輪郭手術について 最後のお話
以下の内容はクイック顔面輪郭手術についての極めて個人的な意見です。
クイック顔面輪郭手術についてのお話が長くなりましたね。
近年クイック顔面輪郭手術が流行り始め、カウンセリングを受けに来られる多くの方々がこの手術について質問していきます。そろそろクイック顔面輪郭手術についての私の見解を締めていきたいと思います。
クイック顔面輪郭のポイントは「クイック」にあります。
「クイック」はどのくらい早いのでしょうか?
また、早い事がどれ程手術に影響を及ぼすのでしょうか?
恐らく、この部分が最も重要になってくると思います。「クイック」という単語の意味は、手術時間が早い、回復が早いなどと解釈することが出来るからです。
クイック手術で短縮することが出来る時間はおよそ10~20分です。元々顔面輪郭手術は、専門的な技術がある専門医が顔面輪郭手術を行っていく場合が殆どですので、手術時間はあまり長くないのです。
ならば、この短縮時間はそれほど重要でしょうか?また、 医学的にこの短縮時間が、腫れやダウンタイムにどれくらい影響を及ぼすのでしょうか?
実際には、10~20分程手術時間を短縮したからと言って、腫れやダウンタイムに大きな影響があるとは考えられません。むしろ、原則を守り正確な手術と丈夫な固定をしたかどうかが、腫れとダウンタイムにより大きな関連性があると言えます。
例えば、元々は手術が10過程で構成されているにも関わらず、いくつかの過程を省略し4~5つの過程にまとめると、当然手術時間は短くなりますよね。
反対に、誠実な努力による手術効果と安全性を得る為には、どの選択をする事がより賢明な判断だと思いますか?最も重要な過程を除外した10分~20分の短縮手術によって、手術効果と安全性を得られるのでしょうか?
例として挙げた頬骨手術は、 正確性と精密性が要求される難易度の高い手術です。ですので、頬骨のどの部位であっても、固定する技術力が無いのであれば、手術をしたくてもできないでしょう。骨切り後の固定は、当たり前に行われるべき過程です。
顔面輪郭手術はかなり複雑で精巧な手術です。美容としての目的はもちろん、顔の機能までを考慮し、最も効果的な手術を行わなければならない為です。
もちろん、私がクイック顔面輪郭について良い・悪いと評価を下す事が出来る立場ではありません。私が言いたいことは、原則を守った手術が重要だという事です。原則とは、長い期間積んだ沢山の経験で確率されているので、その効果と安全性を信頼することが出来ます。
クイック顔面輪郭手術について全3編をお届けさせて頂きました。私の個人的な考えについて書いてみましたが、顔面輪郭手術の情報のお役に立てたらなと思います。
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