物事の始まり。
きっかけさえあれば自分も輝く場所があると思いながら、30歳を過ぎた。
よく聞く話だったから、まぁこんなもんかといった感じで、日々の現実を淡々と過ごしたりして。
事件なんか起こることもない暮らしで、「何か起こらないかな?」と夜な夜な外に繰り出しては、無駄にお金だけ使ったりもした。
こんなボヤキはたぶん世の中に溢れていて、その虚しさを埋めるように、年下に対して偉ぶりたいだけの人が居たりするんだろうと思う。
何が言いたかったかというと、特別な事が無い。
じゃあ何が出来るんだという話で、これはもう、あれなんです。
[社会的に地位が有り、お金もあるような人に自分の気持ちなんて分からないだろ。]って人の気持ちは分かるので、僕の気持ちも理解してくれって話です。
失敗談と言うか、経験談。
高校を卒業して専門学校に入学したけど、1年ちょいで辞めてしまって、しばらくフリーター生活をした。
そしてバイト先で知り合った人の紹介で工場で働く事になった。
自分の周りには工場勤務の知り合いが数人居たので、何の躊躇いも無く、有り難く勤める事になった。
キツイ、汚い、危険。
[いわゆる3K]というものだけで出来てるような所で、あぁこれが仕事か。これが大人になるという事か。と思いながら、怒られながら、何となく業務をこなしてきました。
理不尽な中、やる気だけで乗り越えたり、必死にやってるフリをしたり、寝坊して遅刻したり、上司に愛想笑いしたり、後輩に偉そうにしてみたり。
ふと気付いたら、大人って何だよ。
って思ってました。
あぁ、大人になる必要なんて無いんだと、結構大人ぶってる人が居るもんなんだと、気付いてしまったんです。
ここで何かに挑戦したり、何かを成し遂げた人は、その事をこれからまさに書き綴れるでしょう。
しかしながら何もしてこなかった僕は、いやはや書く事が無い。
どうしたものかというもんですよ。
なので、弱みは強みと言いますか、いかに何も無い日常なのかという事を、いっそ楽しんでやろうという話です。
もちろん生きてきたワケですからそれなりに経験してきた事もあります。
友人関係、恋愛、もちろんもちろん。
ここで言っておきたいのは、彼女もいない独身という事。
まぁモテないですし、まぁ理想が高いと良く言われる。「そんなんじゃ彼女出来ないよ。」と言われる度に、「無理矢理作るもんじゃないだろ。」と真剣に思ってしまうから、こんなんじゃ彼女出来ないんだろな。と思う。
今まで恋愛関係にあった人は見事に皆さんご結婚なされて、その中の1人には行けなかったけど結婚式の二次会に呼ばれ、その中の1人には子供を抱っこさせてもらったりした。元カノと会う事すら驚かれたりするけど、そんくらい彼女たちにとって何も無かったのかもしれない。
そんな恋愛しか出来ないという思いもあって、自信が無い。
誰かを幸せに出来る程の器量ってやつが欲しい。
理想が高いってのは、自分自身に対してはかなりあるかもしれない。それ故に自信が無い。
高学歴、高収入、高身長。
[いわゆる3K]と言われてきたモノが何1つ無いですから、相手に求めるモノなんて、大抵の事にニコニコしててたまに怒ってくれたらそれで良い。し、僕の求めるような女性ですから、僕より幸せに出来る人がいるでしょう。という思想。
こういった事により、見事に1人で居る事の理由付けが完璧と相成りました。
こんな人間です。
面倒臭い事を考えて、今の現状を、なんとなくでも生きていけば良いんじゃ無いかなぁ。と自分自身に言い聞かせ、自己納得の妄想哲学を繰り出し、何も無い日常を、さも意味ある日々かのように生きていく。
このように。
なんだか言い訳がましいですが、軽い自己紹介のようなものでした。
文章を書くのは好きなので、これを機に始めてみようと思います。
こっから何か始まるかもしれないし、今まで通りかも。モテまくりの金持ち野郎になるかもしれないし、今より落ちぶれるかも。
それでも楽しんでるはずなのでわらってやって下さい。
最後まで読んでくださりありがとうございました。