虹花エマ

都内在住。フリーランスのWEBディレクター。一匹のトイプードルと生活しています。 「私…

虹花エマ

都内在住。フリーランスのWEBディレクター。一匹のトイプードルと生活しています。 「私」という女性が思うこと・出来事などを書いています。本当もフィクションも。

最近の記事

私が住む部屋_(1)

私は23区内の賃貸に5年ほど住んでいて、ここ数年はトイプードルのレアと生活している。 前の部屋は、1Kの賃貸マンション。会社に近い方が通勤が楽なので、今よりもっと都心にいた。現在の部屋へ引越しするきっかけを連ねると、愚痴っぽくもなるけれど・・ この頃は、仕事が忙しく、ほとんどが終電帰り。住んでいたエリアは、割と飲食店もあるところだったが、帰る頃には閉店している。 夜中に帰ってきて、洗い物。 休日に、作り置きをするにもガスが1口コンロ。 作業スペースも広くはなく、いくつかの

    • らしいもの と らしくないもの

      早朝でも強い日差しに のぼせあがりそうな季節。 それでも犬と散歩に出かける。 雨がひどい日や、肉球がアスファルトの温度に耐えられそうにない日以外は、私たちの日課は繰り返される。 「トイプードルらしくないワンちゃんだね」 可愛い可愛いと、うちの犬を撫でてくれるその人は言う。犬が好きな方なのだろう、犬も喜んで戯れている。 私の犬はトイプードルで、飼い主から見ると “それ”ど真ん中のルックスである。 トイプードルらしくない。と言うのだから、トイプードルだということは その方も

      • (月に一回/定期)トイプードルさん、お願い。お薬飲んで。

        一匹のトイプードルが、私と共同生活をしている。 今日は、月に一度の お薬Day。 犬には厄介な虫を退治してくれる このお薬。 巷には、オヤツのようにボリボリ食べてくれたり、 この日をお待ちかねのワンちゃんもいるらしい。 ただ、うちの「レアという名の犬」は いつの頃からか 急に その薬が大嫌いになったらしい。 絶交だ、とでも言い渡したような 人間のそれと様子が似ていて、 すれ違うのすら避けたそうな表情である。 ちなみに、お腹のお薬なんかは ドライのフードにのせただけで

        • 好きだったものが変わる時。

          初回のテキスト・・。何を書こうかと当たり前のように迷っている。 とりあえず、これからは、 ある女性が 思うであろうこと。 過ごしたであろう時間。 目にした出来事・・・気のむくものを書いていく。 あくまでその女性(以降、私とします)の見解、思いであり、 書かれたテキストには ズレや違和感は否めないことも出てくるだろう。 あまりそこには蓋をせず、 架空の部分も、誰かに近い部分も、 敢えて陽をあてて。 さて、私が幼い頃、好きな花はなんだっただろうか。 小さな庭に、スズランが

        私が住む部屋_(1)