見出し画像

「Perfume COSTUME MUSEUM」展@兵庫県立美術館

うっすらと好きなPerfume。
代表曲を知っているくらいにとどまりますが、3人が好きというよりPerfume全体が好きだなと思っています。
もちろん3人それぞれも素敵なのですが、3人を取り巻く様々なクリエイターたちが結束してできあがった世界観が素晴らしく、それらを総合して"Perfumeが好き"という感覚です。

ファンクラブに入っていた友人に2回ほどコンサートに連れて行ってもらったくらいで、熱く語ると本当のファンの方に「分かってない」と思われそうと危惧しているのですが、
ライトなファンのライトな感想と思っていただいたけたら幸いです…

今回、この展覧会に行った理由としては、Perfumeが好きというだけではなく、美術館が音楽ユニットの衣装の展覧会をやるのが珍しいなと思い、
Perfumeの衣裳もアートの一部になっていることなのかなと興味がわいたことにもあります。

と言いつつ、行ったのが先月なので(月日が経つのがなんと早いことか)
簡単な感想になります。
少しでも興味を持たれた方は実際に足を運ばれてください(ちょっと無責任ですみません~)。

まずはじめに抱いた感想は「ほっそ!!!!」です。
いや、細いのは知っているけどね。
でもコンサートやテレビで見ると大きく感じるので、こんなに華奢なんだ…と思うと、3人が発するオーラを感じてしまいました。

本当に正直に申しますと、初期の頃の衣装はあんまり好きではないんです…
(すみません、しばらく毒舌続きます)
確かに3人それぞれの個性を見ての、衣装の方向性を決めたのはよかったけれども、あ~ちゃんの衣装があんまり…
私、3人とも大好きなんですけれども、僅差であ~ちゃんが1番好きで、そういう気持ちで見ると、あ~ちゃんはなんでこんな太って見える衣装にさせられているんだろう…と思っていました。
いや、細いんですよ。実物見ると細身なんですよ。
でも、チュニックみたいな形で、膝丈くらいまでのAラインって、他の2人のキュッとしたラインに比べると太って見えてしまって、とても残念に思っていたのです。

ということを展覧会の最初の方の展示を見て思い出しました。
解説を見ると「身近な存在」をテーマにしており、既製品をアレンジして衣装を作り、Perfumeが好きな女の子がマネできるようにしていたそうです。
な、なるほど…それなら納得…はしないな、やっぱり。

なので、今のデザイナーさんになってからの衣装になってテンション上がりました。
はぁーーかわいい!

すごいなと思ったのは、踊っている時のシルエットまで計算されていること。
衣装デザイナーとしてこだわるポイントとして当たり前なのかもしれないですが、普通の服であればせいぜい立ったり座ったりするだけのところを、
回ったり、ジャンプしたりと色んな動作のことまで考慮に入れると思うと、
素人としては単純に感心しきりです。
解説で、Perfumeの振付をされているMIKIKO先生からのリクエストがあったことを読むと、やっぱり総合芸術だなと思いました。

一番のお気に入り衣装は、今のところずっと「Spending all my time」の衣裳なんですが、この展覧会でも変わらなかったです。
他も色々とかわいかったりかっこよかったりするんですが、なんかものすっごいツボなんです、この衣装。
色といい、ちょっとレトロな制服っぽい衣装といい。
ミュージックビデオも大好きなのでリンクを貼っておきます(好きの押し売り)↓

この衣裳もそうなんですが、ベースとなるデザインは一緒で、3人それぞれちょっとずつ違うというのがPerfumeの衣装の特徴だと思います。
今回の展覧会で、この類似性の変遷も見えた気がしました。
初期の頃は結構3人違っていて、一目で誰の衣装というのがよく分かるのですが、どんどん共通テーマ性が強調されてきて、簡単に言うと三つ子コーデ感が高まっていくようにも感じました。
もちろん最近の衣装でも、色がそれぞれ異なる場合もあるのですが、シンクロ率が高まっている気がします。

そしてそのシンクロ率の高さがかわいさに拍車をかけているような気がしました。
基本一緒なんだけれども微妙に3人がそれぞれ違う、というちょっとの差が面白いというか。

これからも衣装も進化しつつ、Perfume自体も進化していくのを見るのが楽しみです。

因みに、Perfumeの音楽を聞きながら見るとテンションが上がるし、
「この楽曲の時の衣装か」と楽しめるのでお勧めです。
会場は「Spring of Life」やあと数曲がエンドレスに流れていますが、せっかくだし色々聞きたいですよね。

あと最後に写真撮影可能の展示室があるので、カメラかスマホをお忘れなく。

『Perfume COSTUME BOOK 2005-2020』という本が欲しくなりましたが、電子書籍だと2020年以降の衣裳もあるとのこと。
でも紙がいいんだよな…とうじうじして早1か月。
今まで忘れていましたが、この記事書いて思い出しました。
紙にするか電子にするか…また迷います。

いいなと思ったら応援しよう!