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ドラマ「僕のいた時間」見て聞いてほしい 拓人(三浦春馬)のセリフ


僕のいた時間 1話

僕が学生時代に学んだことは
キャラクターを演じることです
小学校中学校では
教室で浮かないようはじかれないように演じて
家では親の期待に応える子を演じました
親の期待に応えられなくなった高校の頃には
家でも学校でもちゃらちゃらした
キャラクターを演じるようになりました
まー意外とそれが受け入れられて
拓人はあーいうやつだからって
認めてもらえるようになりました
大学に入ってだいぶ演じることから解放されましたが
就職活動が始まったら
また演じなくちゃいけなくて
面接の練習して
鏡の前で何度も何度も練習して
面接で初めて会った人に数分で判断されて
不採用っていう判子押されて
全否定された気分になって
それが50回も80回も100回も続いたら
何の為に生きてるかわからなくなって
生きてるのが馬鹿らしくなるんだろうなーって
なんか答えになってなくてすみません


死ぬ時怖くなかったのかな

僕のいた時間 2話

(子供の頃に)戻れたらー
どうしたいんだろうなー俺

僕のいた時間 3話

助けて

僕のいた時間 5話

母さんはちゃんと見てるの?

淋しい?お母さんにあんまり見てもらなえなくて
淋しいよね
でも絶対に嫌いになれなくて
それどころか自分の事いつかちゃんと
見てくれるんじゃないかって期待しちゃって
今もかななーんてね

母さんごめんね俺将来の事は考えられない
でもちゃんと生きるから

僕のいた時間 6話

目標を見つける事が俺の目標みたいだな

僕のいた時間 7話

強くなんてないよ、しょうがないだろう
俺の人生誰も代わってくれないんだから

僕のいた時間 8話

いつも褒めてもらえる陸人がうらやましかったなー
母さんが望んだ大学じゃなかったかもしれないけど
母さんの知らない会社かも知れないけど
母さんから見たらいい子じゃないかもしれないけど
病気になっちゃって出来ないことがいっぱいだけど
俺はずっと母さんに認めてもらいたかった
俺のこと認めてよって心の中で何回も叫んでた
本当は母さんに言いたいこといっぱいあったよ
唐揚げ好きなのは俺だよって
病気がわかってどうしたらいいかわかんなくて
ぐっちゃぐちゃになった時は
助けてって
1人っきりの夜は怖くてたまんないって
なんで気づいてくんなかったの
なんでだよ
なんでちゃんと見てくんなかったの

僕のいた時間 9話

まずは陸人が何に苦しんでるのか理解してやってよ
陸人は悪気無く人を不愉快にさせたり傷つけるところがあって
人との関りが上手くいかなくて悩んでる
簡単に直せることじゃなくて苦しんでる
父さんにはただの甘えに見えるかもしれないけど
陸人は今追い詰められてるんだよ
俺は一目見れば誰にでも助けが必要な人間だって気づいてもらえるけど
陸人は誰にも気づいてもらえない
俺たちが陸人の苦しみをわかってやれなくて
何の為の家族なの

僕のいた時間10話

死にたいわけじゃない生きるのが怖いんだ
体が痛いって伝えられなかったら
苦痛に一人で耐え続けるしかない
俺の苦痛は変わらない
生きる覚悟なんて出来ない 
だから全力で今を生きようって決めたんだ
自分で呼吸が出来なくなるまでは

僕のいた時間11話

自分ていうものが無くて家族にも本音を隠し
いつだってキャラクターを演じてる自分のことが
好きじゃありませんでした
大学4年の終わりに同級生が自殺しました
理由はわかりませんが、彼は就職が決まっていませんでした
僕は大きな衝撃を受けましたが、死というものは他人事でした
僕の人生はまだまだ当たり前に続くと思っていたから

奪われていくことに目を向けても怖いばかりで
今出来ることに目を向けるしかありませんでした
目標を見つけては失う事の繰り返しです
この先全ての目標を奪われたとしても
僕が目標に向かって生きたという事実は奪われないのです
それに病気から与えられたのは苦しみや絶望だけじゃありません
僕は人の温かさを知りました
家族と真正面から向き合えたり、わがままをいい、
愛情を信じられるようになりました
自分のことがちょっと好きになりました
自分が持っている幸せにも気づかせてくれました
こうやって喋れる事、歩ける事、走れる事、
食べられる事、笑える事、触れ合える事、
風を感じる事、太陽の光に包まれる事
今生きている事
この世に生まれてきた事
僕は今新たな覚悟をしなければならなくなりました
人工呼吸器をつけるかつけないか
死ぬのも怖いし生きるのも怖い
死ぬ覚悟も生きる覚悟も簡単には出来ません

周りの人は僕がただ生きてくれさえいればそれでいいと言います
家族や大切な人の為だけに生き続けることが出来るんだろうか
自分の意思を伝えられないかもしれない状態で
生き続けることが出来るんだろうか
それはまったくわかりません
ただ一つわかっていることは
僕がどんな状態になっても
僕が愛とぬくもりに包まれているという事です
家族、友人、先輩、主治医の先生、介護スタッフの皆さん
そしていつも僕の隣にいてくれる彼女
僕は愛とぬくもりだけで生き続ける事が出来るんだろうか
それだけで僕は自分が生きている意味を感じる事が
出来るんだろうか、
僕は何も出来ないどころか
生きているだけで手がかかります
排泄、入浴、食事、痰の吸引
それでも生きていていいんだろうか
その事をずっと考えてきました
僕が生きているだけで
周りの人たちが生きがいを感じてくれるんじゃないか
僕が生きているだけで
生きる意味を社会に問いかけ続ける事が
出来るんじゃないか
じゃあ生きているだけの状態で
僕が僕であり続けるにはどうしたらいいんだろうか
そうなった時に僕を支えてくれるのは
それまで生きた時間
僕のいた時間なんじゃないか
僕は覚悟を決めました
生きる覚悟です
いつかその時が来た時の為に
今日はこのような場を与えて頂き
心から感謝しています
皆さんにお会いし
新しい目標を見つける事が出来ました
これからも今日のように自分の想いを伝えていけたらなって思います
今日はどうもありがとうございました



このドラマは三浦春馬さんが
難病と闘う今を生きる青年を全身全霊で演じています。
心がけて芝居をしていた、表情や人との関わり方に注目して見ました。
現在見ても色褪せない、色々考えさせてくれる、感じさせてくれる作品です。
多くの人が見てそれぞれに何か受け取ってくれたらいいかも。


良かったらスキ♡
宜しくお願い致します!


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