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ちょっと長めの「はんこについて」の自己紹介

 簡単なものはnoteの「自己紹介」にざっくり書いてありますので、ぜひそちらをざっくりと。
こちらには、もう少し消しゴムはんこ寄りのことを書いていきます。


消しゴムはんこを始めたきっかけ


2012年の9月に、挑戦していたフィギュア作りの合間に始めました。
石粉ねんどで作ったフィギュアの顔を彫ったり盛ったりしていて、その乾燥待ちのときにもっと指先を動かしていたくて、思い付いたのが「消しゴムはんこを彫ろう!」だったのでした。
そして作ったものがこちら。

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カッターがなくて、丸刀だけで彫ったのでガッタガタでした。
でもおもしろかった!
そのファーストインプレッションがなかなかに良かったので(仕上がった作品がぼろくそだったのもあり、逆に)消しゴムはんこに興味を持ちました。

喫茶店の手芸の日

 彫ることを続けられたのは、なんといっても喫茶店のおかげです。


 地元の喫茶店が毎月「手芸の日」を設けていて、そこにお邪魔しているうちに8年ほど経ちました。
いろいろな人の手作業を見ることができたり、おしゃべりも楽しくて、気付くと8年。ありがたやなことです。

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そこから今に至るのですが、8年近く続いたきっかけは、二、三作目だったこの椿のはんこを人に見せたら誉められた、というごくごく単純な理由でした。


単純な分、うれしかったのです。やっぱり誉められるのはうれしいし、彫っておすのは楽しかった。


だから続けられているのです。


作ったものを人に見てもらい、または見せてもらうのは、とてもいい刺激になりますよね。

続けることがうまくいった私は、かなり恵まれていたのだと思います。

どうやって制作しているか


デザインカッターと細めのカッターと三角刀がほとんどです。
手放せないのはハズキルーペ(目が悪い)。メガネonメガネなので、下を向くのが重い!
でも拡大鏡を使うのは疲れたので、ハズキルーペを掛けたり外したりして作っています。
(長く掛けたままにしていると、目が凄く疲れてしまうので)

図案はiPad proで描いて、それをプリントしてからトレースして転写しています。


自分のはんこに関して考えていること

線の強弱とメリハリ。力強さに気を配る。
動物の毛並みを表す時に入れる線は三角刀と決めている……とか。ですね。


そういうところは定まっているのですが、理想の作品、というのが、私にはまだないのです。


「この彫り方すごいなあ、どうやるんだろう」はあるんですが、こうなりたい! はない。
具体的なはんこの理想像というか、目的地がないというわけです。


だいたい半年先にやりたい目標は決まっているので、それに向かっていく……という作業の進め方ですね。

でも頭の中には棟方志功の線があるのです。

あまり知らないし、特別に好きではないはずのだが。気になる線なのです。


それじゃなぜ続けているのか


正直なところ、自分でも分からないです。彫るのが楽しいのはもちろんあります。


ただ、今の自分がいる位置も場所も分からないし、ここから先も分からない。


でも、分からないのがなんだか楽しいのです。

どこまで走っていられるか、どこまで深めていけるか。

理想が定まっていなくても走る。

そういう楽しみ方もあっていいのではないかなーと考えています。

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そんなわけで

長くなりましたが、にわぞのの「消しゴムはんこについての自己紹介」でした!

今までblogなどにはこういうことを書いたことがなかったのですが、書いてみると、自分の中でも新しい発見がありますね。

あらやだnoteたのしいね。

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