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【社員紹介】インドネシア人社員第一号として、ジンザイベースに入社しました!

初めまして!

インドネシアのバリ島から参りました、ダディと申します。
2022年12月より、初めてのインドネシア人社員として、株式会社ジンザイベースに入社いたしました。

今回は、特定技能として、日本で働きたいインドネシアの方々をサポートするために、株式会社ジンザイベースでどんな役割を担うのか、自己紹介を兼ねてご紹介させていただきます。

その他の社員については、以下のnoteからもぜひご覧ください!

ダディです!

【プロフィール】
2018年 ウダヤナ国立大学 人文学部日本語学科  卒業(バリ島)
2018年 バリ島のIT会社(日本人が経営)     入社
2020年 外国人向け宿泊施設の運営会社(京都)    入社
     コロナの影響で会社事業変更の上、プログラミング研修に参加
     異動命令で外国人人材コーディネーターへ配置転換
2021年 別府旅館(大分) 入社
2022年 ジンザイベース  入社

インドネシア・バリ島での生活

私は、インドネシアのバリ島出身です。

「ダディ」はバリ語で日本語に訳すと、「出来る」という意味を持っています。親が10年待って、ようやく子どもができました。そこから「出来る」という意志を信じている親が、何でもできる子になることを願って、私を「ダディ」と名付けました。

父親が昔、お爺さんの靴屋で外国からのお客さんのために、靴を作ったり、観光スポットのお店に販売したりしました。お店に通うとき、時々連れて行かれましたので、外国の方と出会うチャンスが昔から家族の中で誰よりも多かったです。

世界中から観光客が多いバリ島で生まれ育ったため、小さい頃から外国語を学ぶのがずっと好きでした。ちなみに、父は今、靴修理やオートバイクのサドル修理のお店をやっています。

観光客が多いクタビーチ

小学校から英語が得意だったので、高校は、観光専門学校に入ることを決めました。

高校2年生の時、有名な日本旅行会社でインターンシップを受けて、日本語に興味を持つようになりました。日本語に関わる仕事をしたいと思ったので、地域の国立大学に入学して、日本語学科に入りました。

最初はお金の理由で親が大学へ行かせてくれなかったので、国から奨学金の情報を調べて、奨学金を申し込みました。厳しい選考の結果、国から4年制度の奨学金を受けて、無事大学を卒業することができました。

大学卒業後は、日系企業へ就職

大学を卒業する前に、卒論を書きながら、「インドネシア語を勉強している日本人の留学生」と「バリ島に住んでいる日本人」との交流会に参加しました。

最初は家族や親族から、ホテルへの仕事を勧められていましたが、バリのホテルだと日本語を活用する機会がないことを知っていました。なので、日本語を活用するための就職情報収集としては交流会が一番だと思いました。

その交流会のおかげで、日本語に関わる仕事のチャンスを得られました。(バリ島では日本語に関わる仕事だと日本語の先生以外、なかなか見つけるのが難しかったです。)

大学でインドネシア語を勉強している知り合いとの写真

一緒に交流会に参加した知り合いから通訳・翻訳の求人情報をもらって、新卒でバリ島にある日本人が運営しているIT会社に入社しました。

周りのみんなはよく「日本語と関わる仕事やりたかったら、日本に行けば?」と言われましたが、当時、日本語のレベルはまだN3だったので、日本でチャレンジする自信がなかったです。なので、会話能力を高めて、大学で学んできた日本語、実際にどれぐらい話せるのかを確かめたかったので、通訳・翻訳の仕事を選びました。

IT企業で現地のプログラマーと日本からのお客さん、社長との間の通訳サポートを行いました。日本語・インドネシア語の逐次、同時通訳を行い、開発システムに関する開発予算や見積りなどの資料にまとめて営業担当者に提出することもしました。

通訳には、人と人をつなぐ重要な役割を担うため、大きなやりがいを感じていました。同時に、ITに関する専門用語の語彙力を増やし、言葉の壁を乗り越えるのが可能になるような技術を磨いておりました。

また、仕事で語学力を向上させるだけではなく、マーケティングの知識も学んで、会社のオウンドメディア運営・SEO対策を実施しました。具体的には、会社が運営しているブログにビジネス・IT系の記事を配信する業務です。検索エンジンからブログに訪れる顧客を増やすために、キーワードの選定、記事の内容や文字数確認の作業に携わりました。その結果、会社の商品やサービスの認知が拡大し、お問い合わせ数を増加させることができました。

IT会社で一緒に働いた人たち

IT企業で仕事をやりながら日本語を教える

バリ島に住んでいる日本人とのコミュニケーションを広めたおかげで、たくさん知り合いができて、時々パートとして日本語教えるのを頼まれました。IT会社でフルタイムの仕事をやりながら、週2〜3回日本語を教えていました。対象は日本の介護業界で働きたい方々でN5〜N4レベルです。

私は、人に教えることによって自分の知識が強化されることが分かりました。この場合だと、これまで学んできた日本語を人に説明して、その人が理解できなければ、相手が理解できるまでの方法を調べて、どうやって楽しく、わかりやすく日本語を勉強できるのか、教える方法によって大事だと気づきました。結果的に、生徒が日本への留学テストに合格したときに、教える側の私にとって、とても大事な一歩だと感じました。

日本語を教えた時の写真

通訳や日本語の先生の仕事のおかげで、ほんの少し日本での仕事ができる自信を持つようになって、日本語能力試験N2試験を受けて、合格しました。そのタイミングで、日本で就職する情報を調べ始めました。

夢への第一歩

日本で就職するための情報はなかなか少ないので、自分で調べるより知り合った日本人から求人情報を共有して頂きました。

求人に応募した瞬間、最初はもちろん海外だけではなく、日本にいる外国の留学生と戦わないといけないのを知りました。自分より直接日本人から日本語を学んだ人たちの方が絶対有利かと思いましたが、チャレンジし続けました。

2019年、京都にある外国人向け宿泊施設の運営会社の面接を受けて、合格しました。2020年、初めて就労ビザで来日することができました。

京都で一緒に働いた友だち

京都で会社と連携している施設でフロントスタッフとして携わりました。外国人のお客様が多くいらっしゃるので、仕事でほぼ毎日英語でコミュニケーションをとりました。

ところが、来日したばかりにも関わらず、新型コロナウィルスが日本全国にも感染拡大して、宿泊施設事業をやっている会社へも深刻な影響を与えています。

当時、会社も、宿泊業からIT業への事業を変更しました。残った社員が3ヶ月のプログラミング研修に参加しました。プログラミングはなかなか難しくて、向いていないと思ったので、会社から異動の辞令を受けて、IT業界の専門、中でも外国人材に特化した人材紹介事業を行っている子会社にて人材紹介コーディネーターへ配置転換しました。

IT業界の最新動向や技術に関する情報収集を徹底的に行い、提携している企業側はどのような人材が求められているのか常に意識するようにしてまいりました。求職者の登録や相談時のヒアリングでは、特に求職者の能力やポテンシャルの把握を意識しておりました。

京都で1年半暮らして、まだまだコミュニケーションスキルが足りないと思ったので、九州へ引っ越しして、別府旅館でフロント・客室接客係として携わりました。

旅館の仕事ではお客様の要望は様々で、決まったサービスを提供するだけではなく、顧客満足のためにはさらに一歩踏み込んだサービスが必要だということを学びました。さらに、お客様とのコミュニケーションやお客様のお部屋への出入マナー・礼儀の向上やコミュニケーション能力を身につけました。

ジンザイベースに興味を持った理由・きっかけ

前職の会社ではインドネシアからの研修生を受け入れ始めて、自分のメインの仕事をやりながら、研修生たちの生活サポート責任者として担当しました。日本語があまり理解できていない大学生なので、仕事の内容・日本での生活はもちろん、彼女たちにとっては大変だと思いました。

そこで、自分がこれまでに経験したことを教えて、半年日本での生活をサポートしました。それがきっかけで、私は外国人人材支援の事業を通じて日本の企業とインドネシアの人材との架け橋のような存在となって活躍したいと考えるようになりました。

そんな中、ジンザイベースの求人情報を拝見し、外国人が日本で働けるようにするための事業に力を入れている点や企業・人材を支援し、東南アジア(特にインドネシア)と日本をつなぐ架け橋になっているところにとても魅力を感じました。その事業に関する外国人材のサポートや管理に関わりたいと思い、応募しました。

面接は3回まで参加して、内定の連絡を頂きました。12月入社する前の準備もしっかりオリエンテーションで仕事の内容を丁寧に説明していただいて、この業界の経験が浅い私にとっては、とても重要だと思いました。ベトナム人の担当している方やミャンマー人の担当をしている方にも出会えて、みなさんは元気な人たちで、仕事も熱心にやっている方だと思いました。そんな方々と一緒に仕事できるのがとても光栄だと感じました。

仕事に関しては、特定技能ビザで、日本で働きたいインドネシアの方に仕事を紹介しています。SNSを活用して、企業から求人情報を共有するだけではなく、日本語に関する情報、日本で生活するための役に立つ情報をシェアしています。

インドネシア人がどのようなことに悩み、そしてインドネシア人と関わる日本人がどのような問題を抱えているのかを把握して、両者にとって最善の対応ができるようになりたいと思い、頑張って仕事を続けていきたいと思います。

これからの夢や目標

来年で、来日3年目になります。日本語を学び始めたときから、目標は変わりません。日本語に関わる仕事をずっとやっていきたいと思っております。
インドネシアに関連する仕事に携わりたいという思いも強く、インドネシアを中心とした東南アジアに力を入れ事業展開しているジンザイベースにて、私のこれまでの就職経験や知識を生かし、ベンチャー企業のような成長性の高い環境の中で自分のスキルを上げていきたいと思います。

現在、インドネシアでは日本語に興味を持っている方がどんどん増えてきました。将来は地元の若い人たちに日本の企業で働くことに興味を持たせるため、年齢制限なし、だれでも日本語が学べ、より多くネイティブとの会話ができる場所を作りたいと思います。そして、優秀な人材をより多く日本の企業に紹介したいと考えております。

最後に

最後までご覧いただき、ありがとうございます。

ジンザイベースでは、いろんな国籍の社員が事業拡大を目指して協働しています。常に新しい仲間を募集していますので、ぜひご応募ください!

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