白いキャンパスに絵を描こう2

音楽を流してダンス踊っていいよと言うと、それまで踊れていた人が固まってしまう場面がよくある。

これも慣れだと思うのですが、そもそも子ども達、いや大人も含めて好きなようにしていい時間というのが無さすぎではないのかな。

子ども時代は早い子は0歳から保育園に入り、保育園に入ると保育園の中のタイムスケジュールに沿って遊びます。

小学校に入ると、学校にいけば時間割が決められており待っていれば勝手に授業が始まり、勝手に先生がお話ししてくれます。
これは大学まで続きます。

社会に出る時、初めて自分でこれからどうするか決めますが、これも就活情報などを見れば企業がたくさんあるので、みんなと同じようになんとなく面接を受けて就職します。

そうすると、何をするかは会社の方針により決まり、会社にいきさえすれば自分のポジションがまっています。

そして、65才で退職し、年金を貰い、最後は燃やされ還っていくわけですが。

こんな人生のロールモデルが一般的でしたが、最近になって、自分の人生について考える人が増えたように感じます。自己啓発本やビジネス本が売れているのもそういった影響でしょうか。

そもそもこんな風に育ってきて、過ごして来た人が本読んだくらいで、いきなり白いキャンパスに絵を描けるのか。

時間の使い方、やることが用意されている人、それは引きこもっていても、ご飯が用意されている環境のようなもの。

他人の本じゃなく、自分の本を読むために、自分自身のために時間を使う、つまり徹底的に1人になる。スマホも全部辞めて。
それこそが白いキャンパスに絵を描く第一歩ではないかと考えています。

音楽が流れる中、ソロを踊る子ども達をみて、この子達は将来どんな絵を描くのか楽しみだなぁと感じた昨日でした。

そして、白いキャンパスに絵を描くことも、自由に踊ることも、自分の人生を描いていくことに繋がる大切な要素だと発見した時でもあり、決められた振りを練習するのもいいですが、自由に踊る時間も大切にしていきたいなと思います。

にわとり舎
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