「学びの個別最適化」を考える1日_[T2-03]未来の教室における個別最適化
18:30〜19:15
[T2-03]未来の教室における個別最適化
浅野大介(経済産業省)
学習者は学校教育と民間教育の融合領域にいる
学習者はこれまで、学校がほぼ独占して教育を担ってきたが、これからはそうはでなく多様な手段に取り巻かれた環境の中にいるんだぞ!というメッセージがこのはじめの1枚目から伝わる。
岐阜市草潤中学校(不登校特例校)の事例
N高と同じような時間割になっているのがわかる。通信制高校の仕組みを用いることで、何割か時数を削減できる仕組み。
授業時数の廃止を可能にするか?
この問題提起は個人的にはアツかった。もし、本当に授業時数を撤廃して完全な修得主義に移行する選択肢が増えるとするなら、学校は不要で、時空間を超え、都度必要に応じて授業が生成されればいいことになる。ただ、修得主義への移行は何をもって修得と見なすかが課題か。
学年にこだわる学びを必要な学びのモジュールを最適な形と最適なタイミングで提供していく
行政の観点で見ると異様なデジタル庁だけれども、適切なプロセスに則っても吹きこぼれと落ちこぼれが同一内容の授業を受けている現状を打破できないなら、適切なプロセスは無意味。何とかメスを入れてほしい。