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音楽サークル版 We are the world を作った思い出

フリーランスの庭師です。

『We are the world』という曲をご存知でしょうか? (若い人は知らないかな?)

1985年にアメリカでリリースされた曲で、大物アーティストが集まり、少しづつ歌を歌い一曲を作り上げた有名な曲です。

この曲が流行っていた頃、私は大学3年生で、音楽サークルに入りバンド活動をしていました。

We are the world に触発されて、一つ上の先輩が、「サークル版  We are the world を作ろう! そして、作詞作曲をしている部員で曲を持ちより、一枚のアルバムを作ろう!」と言い出しました。

ドラムを入れるとスタジオを借りて録音とか大ごとになるので、リズムマシーンを使って簡易的なアレンジで録音しようと。

そして先輩から「ケンジも曲を作ってるんだろ? 参加しろよ。」と言われました。断る理由も無いし、自分の作った曲を初披露するのも良いかなと思って承諾しました。

どの曲にするか迷った末、作ったばかりの『telephone』というバラードをやることにしました。事前にアコギ1本で原曲をカセットテープに録音し、それを先輩に渡して編曲はお任せしました。

歌を録音する前に、先輩がリズムマシーンでリズムを打ち込み、エレキギター、ベース、キーボード、コーラスをミックスして録音してくれました。。

歌の録音の当日、場所は大学の教室内。小さなミキサーを先輩が用意していて、一発録りでした。
軽くビールを飲んでいたし、ウォーミングアップも無しで歌ったので、あまり満足のいく出来映えではありませんでした。先輩に「もう一回、録り直したい!」と言ったのですが、「時間が無いから終わり。」と言われて仕方なく諦めました。

そして後日、サークルのメンバーほぼ全員が集まって、サークル版 We are the world である『Somebady Crying in the world』を録音しました。(作詞作曲編曲は先輩方が手掛けました。)

事前にそれぞれの歌うパートが割り当てられていて、皆で少しづつ歌い一曲を仕上げました。
(なんとサークル顧問の先生にも参加してもらいました。)

こうして一枚のアルバムが出来上がりました。配られたアルバムの中の Somebady crying in the world を聴くと素晴らしい。部員たちの個性が歌に出ています。そして先輩や後輩が作った楽曲も素晴らしいものばかりでした。私の作った『Telephone』もなかなか良かったです。

この世にたった一つの曲、そしてアルバム。今でも私の宝物の一つです。

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