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コンクリートジャングル

フリーランスの庭師です。

猛暑が続く今日この頃。
仕事の休憩時間にふとこの言葉が浮かんだ。

コンクリートジャングル


私は千葉県千葉市で生まれ育ちました。千葉県は東京の隣ですが、田舎は田舎です。

高校まで地元の学校に通い、大学は東京の大学へ通いました。そして、社会人になって直ぐに家を出て東京に住み始めました。

当時はバブルの始まった頃で、トレンディドラマが全盛期でした。まだインターネットが無い時代だったので、情報もファッションも遊び場も都市に集中していました。大都会である東京への憧れはとても強いものでした。

その一方で私が当時書いていた詞には東京に対する否定的な文言が多いです。

東京は『華やかな街』ではあっても、『冷たい街』『汚れた街』そんな気がしていたのかもしれません。だから若いうちは東京に住んでも、歳をとったら田舎に戻ろうと思っていました。

30代半ばで結婚をしました。偶然にも妻も千葉県出身でした。

東京は子供を育てるにはあまり良い環境ではないと思っていたので、子供ができたら実家に帰ろうかとも思っていました。ですが子宝には恵まれず、あれよあれよという間に還暦を迎えてしまいました。

今でも東京が好きかどうかは分かりません。高校野球を観ていると、東京の高校ではなく千葉の高校を応援してしまいます。ですが、既に人生の2/3を東京で過ごしています。

母は既に他界しており、実家には父が一人で暮らしています。私は長男なので基本的には家を継ぐのですが、果たしてどうしたものか。

東京の暮らしに慣れすぎた今、果たして田舎に戻れるのか…。

コンクリートジャングルは今日も人が多い。

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