Leandro Erlich
『Swimming Pool』
金沢21世紀美術館
金沢21世紀美術館の常設作品でも有名な
『Swimming Pool』
知っている方も多いと思います。
プールでありながら
水は水面にあたる部分に
ガラス上10cmの水が張ってあるだけ。
水中にあたる空間に入れるという
環境を作り出した。
見て理解はできるけど実際に体験してみて
自分の不思議な感覚✨
新しい感情✨
に出会える。
固定観念を鮮やかに覆す彼の代表作は
新しい体験をもたらしてくれる。
この作品は、内部にも入り込める。
中からは、
水族館にいるような
水中に造られたカフェ空間など
世に出ている水中の空間でありながら
そこが誰もが体験したプールであるという
固定的な条件にあることで
違和感を生む。
新しい遊びを見つけた
子供の様な感覚✨さえ沸き起こる。
外からは、
そこがプールであるという認識と
その中に人がいる事には違和感を覚えないが
何かが違和感。
そう、水中の人の動きがスムーズなのだ。
✣ 作品概要 ✣
✣ Leandro Erlich ✣
レアンドロ・エルリッヒ
建築を学んだ後にアートの世界へと活動領域を広げ
現在もっとも注目されるアーティストのひとり。
作品紹介
人の知覚を揺るがすような作品を通してエルリッヒは
我々がどのように事象を捉え
空間と関わり
そして、
現実を把握していくかについて探求しています。
知覚や認知といった問題を扱いつつも
科学的実験の厳密さではなく
ユーモアとウィットに富んだ
だまし絵のような手法によるエルリッヒの作品は
作品を体験する人同士の関係を解きほぐし
人々が共有できる場を生み出します。
金沢21世紀美術館のプールや
越後妻有里山現代美術館のトンネルなどの
常設作品のほか
鏡などを利用して
観る側を巻き込む作品で人気が高い。
近年、
日本だけでなく
台湾・韓国などアジア地域での
展覧会が加わってきた。
世界各地で実現している参加型の
「ル・バチモン」など
日本国内でよく知られた作品を
観るだけでもその多様なアイデアに驚かされる。
✣ The cloud(Japan) ✣
『雲の博物館の様な作品』
薄暗い展示室内にふわっと浮かぶ
日本の形をした白い雲は
2014年にアートフロントギャラリーで発表した
『雲』シリーズの作品。
フランス、ドイツ、イギリスのブリテン島、日本の
国の形を雲に見立てた作品《雲》。
空を見上げて形を変え続ける雲に
人は様々な想像を反映させてきました。
一見すると幻想的な美しい作品ですが
雲は常に動き続けており本来、形の無いもの。
同じく地形も常に動き続けている
国土の大きさや形・国境などの境界線を引いたのは
人間なのだということを改めて気付かされます。
森美術館で開催されたエルリッヒ大規模展では
非常に大型の雲が4体展示室に並んだ。
テーマは『見ることのリアル』
バーチャルリアリティー(仮想現実)が
日常に浸透している現代にあって
エルリッヒの作品は鑑賞者に
生身で体験する大切さや面白さを
感じさせてくれます✨
今日から
貴方の価値基準を取り戻していきませんか?
貴方だけのリアルで生きる楽しさを
始めましょう✨