不器用で頑固な私の、ぼろぼろな就活
就活が終わった。
正確には終わらせた。
9月頭にいただいた内定を受けることにして、私の就活は終わった。
まだ続けることもできたけれど、私にはもったいないような企業だし、時間的・金銭的余裕もないことから、これで終わりにすることにした。
連絡を受けたのがちょうど別の企業の最終面接に向けて羽田に降りた時で、内定が出たというのに特に感情が動かなかった。
「ああ、内定が出るってこんな感じなんだ」とぼーっとしたのを覚えている。
その後受けた面接は、仮にここから内定をもらっても辞退するだろうなというもので、案の定不採用だった。
それなら心残りなく内定をいただいた企業に決められそうなものだが、数日はぐずぐずした。
何人かの友人や就活エージェントと話して、不安や懸念について話して、そこでやっていく覚悟を決めた。
なんだか卒論を出した時のような、「ぅ゛お゛あ゛ぁ゛…」という気分だ。
誰かが「はいオッケー、これで終わりだよ」と言ってくれるわけではない。
どこで終わりにするのかを自分で決め、責任を引き受けないといけない。
内定先は、就活エージェントの話を聞く限り、いわゆる優良企業で、ファーストキャリアにぴったりな企業のようである。
そんな良い企業にどうして私が選んでもらえたのか、未だにわからない。
就活が終わったと言っても特にポジティブな感情もなかった。
ところがTwitterで報告したところ、フォロワーのみなさまから思いがけなく祝福の言葉をいただいた。
他人事のようにリプライを眺める内、「そうか、内定が出たっていうのは、おめでたいことなんだな」と気づいた。
飛び上がるような喜びはないけれど、しみじみと「まあ、これでよかったんだろうな」と思っている。
向こうから選んでくれたんだから、私が心配しなくても、きっとマッチングの面で問題は無いのだろう。
奇しくも、以前noteで書いた、「ここ数年就きたいと願い続けていた職種」への転換もしやすい職種だ。
もちろん転換できるかどうかは働き始めた後の成果次第ではあるだろうけれど、結果的にいちばん近い業界に就職できてよかった。
不器用で頑固な私の、他の人に比べたらぼろぼろな就活。
それでもとりあえず終わってよかった。
明日からは普通の大学院生としての、日常が始まる。
最後までお読みいただきありがとうございます。 これからもたくさん書いていきますので、また会えますように。