もっとマイペースでやらせてくれよ
さっき、こんなツイートを見つけた。
https://twitter.com/Koji_Sign/status/1144067246144180225?s=19
某就活支援企業が、「今年の内定率が高いから、早く就活を終わらせないと求人がなくなるかも」と言っているらしい。
このツイートで指摘されているように、その主張は自社アンケートで集めたデータに基づいている。
自社アンケートなら、そりゃあ内定率が高くなるだろう。
内定が無かったら、そんなアンケートに答えたくないもの。
データを出された時にサンプルや収集方法を見るのは、もう何年も前から習慣になっている。
どうせそんなことだろうと思っていたから、今月の頭にニュースになった時にも、あまり気にしていなかった。
実際、学内のキャリアセンターでも、「内定率が9割に達するのは年明け」という話を聞いて、それ見たことかと思っていた。
だけど、就活支援企業は、こちらをすごく煽ってくる。
まるで、「まだ就活してるの、あなただけですよ!」と言わんばかりだ。
「就活を早く終わらせて、遊びたいあなたに!」というタイトルのメールが届いた時には驚いた。
就活ってそんなテンションでやるものなのか。
どんな働き方をして、どんなキャリアを築きたいか真剣に考えろと言ったその口で「早く終わらせよう」という。
それでいいのか。矛盾してないか。
そんな風に就活生を焦らせたいのは、自社の就活イベントの参加率を上げたり、エージェント契約している企業に紹介したりしたいからだろう。
どんなビジネスモデルかは知らないけれど、それで収益を得てるんだもの、サービスの利用率を上げたいよね。
そのためには、あの手この手で就活生を煽って焦らせたいよね。
悪気が無いのはわかってるよ。
企業なんだもの、収益最優先になるのは当然だよね。
でも、意図が見えると、「あぁ…この世はすべて資本主義…」と思ってしまう(大袈裟)。
結局、私達は、企業が儲けるために都合よく動かされているだけだと、白けた気持ちになる。
もちろん、そこで働いている人の中には、本心から私たちを応援してくれている人もいるだろう。
そんな人と話す時、目の前の人の善意まで疑いたくないから、企業としてのあり方には目を瞑る。
どうせ私には、就活というシステムを今すぐ変えられるような力はないのだし。
そんなことを考えていたら、せっかく東京に来たのに風邪をひいた。
今日はホテルで休んでいる。
薄々勘づいてはいたのだが、私は「普通」のペースにはついていけないのかもしれない。
多分、多くの就活生は、ここで企業の思惑にのって行動する。
こんな風に冷めた目で見ている方が異常なのだろう。
もっとマイペースでやらせてくれよ、いろいろ。
煽られるのはもう十分だ。
最後までお読みいただきありがとうございます。 これからもたくさん書いていきますので、また会えますように。