小島庭

読んだ本、読み切ってない本について。 一人で読んでても忘れてしまうのでせめてここに。 …

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読んだ本、読み切ってない本について。 一人で読んでても忘れてしまうのでせめてここに。 X(Twitter) @niwakojima

最近の記事

読んでる 『存在と無』 サルトル

読書の面白さの一つに、余計なことを思いつくという事があります。 特に全然分からない本。読んでいると「そういえば洗濯物」、「足かゆい」など関係のないことを沢山思いつきます。 ページを超えて広がり散らばって逃げて行くものにも読書の楽しみがあります。 今日は『存在と無』ジャン=ポール・サルトル (ちくま学芸文庫)です。 内容の要約紹介は私には無理です。サルトルが考えたこと、くらいです。 1巻600ページを超えるのが3冊に別れています。私は読むのがめちゃくちゃ遅いので読み終わるのは

    • 読んだ 『ピカソの陶芸』 岡村多佳夫 

      『ピカソの陶芸』 解説・監修 岡村多佳夫 (パイ インターナショナル) ピカソ、作品、作りすぎ。 最近かわいいものに弱い。 ピカソをかわいいと言ってよいのかな。 ピカソが陶器に描いた作品が200点以上掲載されている作品集。 皿、水差し、花瓶などを支持体にし、のびやかに踊るような太い線で顔や魚や動物が描かれている。用途を持たない彫像のような作品は数点。 掲載されている作品は大きいもので40センチちょっと。30センチ前後のものが多く、テーブルの上で両手で作れる大きさのものが

      • 読んだ  『庭』 小山田浩子

        『庭』 小山田浩子 (新潮文庫)を読みました。 短編が幾つも載っていて短いのは短い、長いのはちょい長いくらい(そんな長くない)。 一番好きなのは最初の作品「うらぎゅう」 方言の使い方と閉じられた空間の組み合わせが私の知っている日常から離れていく感にスピードを加えていた。 全編とも、日常生活から突然エレベーターに放り込まれてしまうような展開の型があり、急上昇して顔を上げるのが辛くなるような感じの時もあれば、急降下して股間がウズウズする感じの時もある。そしてエレベーター体験が終

      読んでる 『存在と無』 サルトル