香箱がにとクワイで季節の変わり目を
昨日は少々朝早くからオフィス対応が必要な仕事があり、朝も6時台からやむなく出社。出勤の際は必ず通り道の釣書をチェックしていきます。
なんと、釣書に香箱がにが!これはもう晩飯決定。
というわけで、早出早上がりでそそくさと口開けの㐂の下へ。
本日のお品書きはこちら。
お目当ての香箱がにもそうですが、なんとクワイも入荷している。これはほくほくです。
お通しはおひたしの盛り合わせ。どれも違う味付けで楽しい。好物の京菊菜が入ってるのも嬉しいところ。微妙なほろ苦さが好きなんですよね。
まずは関鯖の刺身を。身の色が実に美しい。
脂ものっていて、醤油に付けるとぱーっと脂が広がります。皮ぎしのあたりの味が濃くて、噛みしめるほどに旨みが。飲み込むのがもったいない!
そしてお目当ての香箱がにを。中に外子もたっぷりと詰まっています。
身はさらりとしているが味が濃い。外子はほろほろほくほく。内子はねっとりとしていて、殻を舐めたくなる旨さ。
かに酢が添えられてきたんですが、正直付けるのはもったいない感じだったので、半分はそのまま頂きました。何も付けなくても十分美味い。
そしてクワイのから揚げ到着。粒が大きくて、独特の香りも食欲をそそります。軽く塩が振ってあるので、少々お行儀悪ですが、指で摘まんでひょいぱくと。
ほこほこに揚がっていて、このなんとも言えない食感と香りが口に広がります。こいつを日本酒で流すと、もうたまらん感じです。
まだ11月も終わりとは思えない気温の日があったりしますが、こういう旬のものは季節の移り変わりを感じさせてくれて、実に幸せな気分になれます。
この日は割と空き気味だったので、大将や女将さんとお喋りしながらお酒を舐めていたら、少々呑みすぎてしまいました。市場の入荷状態なんかも色々聞けて楽しかったです。
今日もごちそうさまでした。