見出し画像

日曜日の午後のこと。春休みで暇を持て余していた私は日雇いのバイトを入れた。

仕事がひと段落して3人でかたまっていた。すると「君さ、ちょっとこっち来て」
そりゃ名前も知らない人だ。「君」と呼ばれても仕方がない。しかしその場にいた3人に向かって「君さ、ちょっとこっち来て」と3回言ったのだ。3人を呼びたいとなったら「そこの3人ちょっとこっち来て」でいいだろう。なぜ3回「君」とわざわざ言ったのだろうか?仕事やってますアピールだろうか。

そもそもなぜ「君」と言われるとムカつくのだろうか。例えば、教授に「君」と言われるとムカつきはしない。時々「君」という友達もいるが登場頻度は少ないし別にムカつきもしない。ただ会話が右から左へ流れるだけだ。
こんな「君」と呼ばれただけで根に持つかと思うかもしれないが、私は根に持つ。「一口ちょうだい」の一口が想定外だったときよりも根に持つ。根に持つタイプなのだ。
バイトが終わりアイスが食べたくなってコンビニによった。品出しをしている店員さんが3人。レジには誰もいない。並ぼうとすると品出しをしていた店員さんが一言。「君レジやって!」

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?