![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/147188426/rectangle_large_type_2_eb11a636ff593de26174d92b89a8ca20.jpeg?width=1200)
キュートアグレッションと天才
![](https://assets.st-note.com/img/1720885390137-IejB4o7rGp.png)
![](https://assets.st-note.com/img/1720885398809-hABYYKmjAB.png)
ためらいながら何もできない
天才には解消できない朝があって
痣を押し付けるまたは、押し付け合う
月の輪熊は素直に罰を待つ昼があって
居着くことを良しとせずそれでも
異なる文字コードを吐き捨てる夜があって
それぞれの夢が
とても長い年月を経て
キュートアグレッションとなって
小麦色のちいさなうさぎをどうにか
ため込んだスキーマを語れないままに
石に刻み込んだきり消えた
古い人類にも火はあった
彼らの古代文字は傲慢な意味に解読される
こちら側のクオリアでしか分かりえない
「それらしさ」
地平線よりも水平線のような曇り空の下
その向こう側が見えない弱さを持っている
儚い奥底の満ち足りなさとか
どうしても天才には分かり得ないものばかり