逃げるは恥だが役に立つ?
今、特別編集で再放送してる「逃げ恥」。
全部見たわけではないが、なかなか面白かった記憶がある。
最初の方で一応はタイトルの意味を平匡がみくりに話すんだけど、ベルギーのことわざで、「逃げることは恥ずかしいかもしれないが生き抜くことが大切」ということを意味しているらしい。
実際のドラマは「ムズキュン物語」で、タイトル通りの内容でもなかったが、最後はハッピーエンドだったし、それはそれでいい。
ところで、「市役所から嫌になって逃げ出した」ぼくは、生き抜くための明確な戦略とかが見えていたわけではなかった。
ただ、なんとなく
「こうやったらうまくいくのに」
「なんでこうしないのだろう?」
という疑問を解決することがビジネスになると考えていた。
実際、「アイデア」は100以上もっていた。
「資金」も退職金を使えばなんとかなると考えていた。
そんな浅はかな考えで辞める決断をするのは馬鹿げている。
ちゃんと資格を取って辞める、とか、次の働き口を決めてから辞める、とか今までの雇用環境ではありえない選択だった。(とくにこの地方では)
同じ職場の同僚、先輩、後輩もそう思っていたに違いない。
今の自分でもそう思う。
でも辞めざるをえなかった。
この職場にいたら自分の人生は捨てなきゃいけない。
自分で考えることを諦めなきゃいけない。
そう思うと悲しくなった。
かつては、住民のためになることを自分で考え、仲間と話して、実行できて、感謝の言葉をいただいたりした経験があるから尚更だった。
いつからぼくは、自分の考えで動くことができなくなったのだろう・・・。
そうだ、たぶん、地元の偉人を顕彰する担当課に配属になった時からだ。
(つづく)
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