HR Techで"デジタル化"したあとは、"アナログ"な「エグゼクティブ向け面接トレーニング」が来る予感
art. #117 / 2400 words (2 min.)
こんばんは。
コーヒーを飲んで、マスクをして、息を吐いたときの匂いが好きです、新田です。
( #コーヒー中毒 )
さて。
きょうは、HR Techの次にエグゼクティブ向け面接トレーニングが来そうだなと感じた話です。
興味のあるかたはご覧ください。
はじめに
本日、採用支援企業にて面接トレーニングをおこないました。
面接に同席した新田が、そのときのやりとりを見て、資料にまとめて、後日フィードバックをするというものです。
今後、AI化が進むなかで、余った「時間」と「お金」を企業は何に投資するかが大切になってきます。
SaaSもほぼほぼ出揃ってくるであろう2025年ごろ、僕としては「エグゼクティブ向けの面接トレーニング」が来そうな気がしています。
ぼくが採用・転職に関わっている身だからそう宣言している部分はありますが(笑)、今回のトレーニングの価値提供に、想像以上の手応えがあったんです。
数年後のために、今のうちから叫んでおきます。
「面接」は、特殊なスキルセット
今回あらためて感じたことは、「面接」って特殊なんだということです。
なんとなくできそうだし、会議室なので基本的にブラックボックス化してしまう性質があります。
ましてや、エグゼクティブクラスは部下からフィードバックなど受けるはずもなく、同じ取締役からも受けないはずなので、孤島状態なのです。
今回、その孤島状態を知って、その孤島度合いに驚きました。笑
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会社を率いている方々なので、みなさんとても優秀です。
頭の回転は早く、愛想もあり、非の打ちどころがありません。
しかし、「1時間で目の前の候補者を①見極める・②惹きつける」というのは、結構できていないものです。
これはディスっているわけではなく、「面接」が本当に特殊だということが言いたいのです。
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今日のフィードバックは、良い点・悪い点すべてひっくるめて、面と向かってどストレートにお伝えしてみました。
その1時間後に面接があり、トレーニングの成果を試しました。
すると、驚くほど面接がよくなっていたのです。
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私が約900時間の面接を通して考えた「面接の心得」が、こんなにもインパクトあるものだということを初めて知りました。
もちろん支援企業のエグゼクティブの方々の吸収が「鬼速」だったことは言うまでもありません。
また、面接に正解はないので、私が「良し悪し」をつけるものでもありません。
ただ、前回よりも圧倒的に相手の話を聞き、自分たちの話もでき、面接の目的2つ(①見極め②魅力づけ)を達成できていました。
ご本人たちからも「この方法でやってみて、前回よりかなりよくなった」と手応えを感じていただけました。(嬉しい…!)
人が減り、人材争奪は激化。「80%の面接スキル」をもっておくことが、会社の命運をわける
人が減り、IT化が進みます。
それにともない、高度人材と一般人材のギャップはさらに生まれるはずです。
資本主義は厳しいので、できる人は潤い、できない人は渇いていってしまいます。
そんななか、高度人材「1人」を採るために、企業の採用活動はさらに激化していきます。
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例え話ですが、
高度人材を1人採用できた結果、その1人が1年で1億円の売上をつくったとします。
もし、その高度人材を逃していたら、その企業の売上1億円はありません。
じゃあなぜ人材を獲得できたのか。それは、採用活動が強かったからです。
「採用活動」といってもたくさんあるので、ここでは「面接でのグリップ力(惹きつける力)」としましょう。
この面接でのグリップ力が強かったために、他社に採られずに自社で採用できたとします。
じゃあ、その企業が、面接でのグリップ力を上げるために【面接トレーニング】をしたことが要因となり、高度人材を獲得できたとします。
では、その【面接トレーニング】は、どれだけの価値があるといえるのでしょうか。
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(1億円はただの例えですが、)現実にある話です。
「面接トレーニングで1億円」はさすがに行き過ぎだと思いますが、10分の1となる1,000万円の価値はあるかもしれません。
1回身につければ永遠に使えるスキルなので、30年使えるとして、1,000万円を30年で割ると、1年で30万円です。
1年で30万円投資したら、売上1億円でリターンがきた。
ビットコイン以上です。30倍なので、投機レベルです。
そう考えると、「面接に投資する」って、めっちゃ安くないですか。
80%程度の面接スキルセットを身につけるだけでも、その面接の結果や、その面接の結果による企業の行く末は全く異なってくると思うのです。
100%のスキルを身につけようとするのは時間の無駄なので、80%でいいのです。
実際、ものごとは80%までが一番早く・効果的だと言われています。
言い換えれば、80%〜100%は「面接プロフェッショナル領域」。
全員が面接プロフェッショナルになる必要はないのですが、80%の最高峰アマチュアである必要は大いにあります。
「面接トレーニング」、注目されるときが来ると宣言しておきます。
おわりに
正直、「面接トレーニング」は全然おいしくないです。笑
機械ではなく人間がやるので、時間もお金もかかってしまいますし、効率化(スケール)が難しいです。
ただ、こうやって一人一人にアレンジしてご提供するアナログサービスも、なんだかんだ必要であり、今後も残り続けるものだろうなと感じます。
ワークポッツは、HR Tech でデジタル化を進めつつ、「面接トレーニング」といったアナログ化もセットにして採用・転職の自由化を進めていきます。
「採用と転職を自由にする」というミッションに辿り着けそうな気がした、そんな一日でした。
支援先が持っている素敵な魅力を120%開花できるように、これからも尽力します。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
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