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知事選で感じたデータ&経験による先入観

2024年11月17日、兵庫県知事選挙の投票が行われた。ご承知のとおり、前知事が再選を果たした。私も兵庫県民の一人として、投票所に足を運んだ。

ここでは、兵庫県の問題や公職選挙法の詳細には触れず、データや経験に振り回された私自身の選挙戦を振り返る。

今回の兵庫県知事選挙は、10月31日の公示から17日間の選挙戦だった。その間、マスコミ各社は「情勢調査」の結果を報じていた。

私が確認した限り、情勢調査では対立候補が優位とされていた。この調査は感覚的なものではなく、一定の方法論に基づいたデータだ。これを信じた私は「SNSと現実は違うのだな」と感じたものだ。

少なくとも私の周囲では、情勢調査を受けて「対立候補が勝つのではないか」と予想する人が多かった。こうした先入観を抱えたまま、私は投票所に向かった。

良し悪しは別として、情勢調査の影響もあり、今回の選挙結果には驚かされた。「情勢調査に振り回されたな」というのが率直な感想だ。

民放は20時に前知事の当選確実を報じた。経験から、投票締切直後の「当確」は、大差での勝利が多い。そのため、今回の知事選でも「大差で前知事が勝ったのだろう」と考えた。

しかし、最終的な開票結果は、当選者111万3911票、対立候補97万6637票であった。いろいろな見方はあるが、少なくとも、この結果は「大差で当選」とは言えないだろう。

この数字を見たとき、「20時当確にも振り回されていたな」と思わざるを得なかった。

総じて考えると、データや過去の経験による先入観に左右され、自分自身が振り回された選挙戦だった。しかし、その分多くの反省点と学びを得ることができた。


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