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突撃取材はトラブル≒セレンディピティを見つけるようなもの
先日、神戸空港と関西空港を結ぶ高速船「ベイ・シャトル」を突撃取材した。取材日当日、天気は晴れだったが、波は少し高かった。待合室にも「船が揺れる可能性あり」という注意書きがあったほどだ。
正直に白状すると、私は乗り物酔いに弱い。特に車や船の横揺れは結構、体にこたえる。「神戸空港→関西空港の片道だけにしようか」と思ったが、「いやきっと復路で何かあるに違いない」と思い、ベイ・シャトルの往復取材を決断。
神戸空港→関西空港は特に問題は発生しなかった。問題は関西空港→神戸空港の時に発生した。関西空港第1ターミナルから桟橋行きのバスに乗ろうとした際、スタッフから「時間指定されていますか」と聞かれることに。
私は時間指定という名の予約を完璧に忘れていた。急いで、関西空港内のカウンターに行き、時間指定をした。その後、無事に乗船できた。
スタッフから声をかけられた際は、「えっ」という驚きと同時に「これで書くネタが生まれた」という若干の喜びがあった。本当に復路も乗船してよかった。
突撃取材はデータには載らないトラブルにこそ価値があると思っている。「トラブル歓迎」といったところか。大トラブルは勘弁だが。