禁酒・禁煙してみた~7月~
1ヶ月禁酒&禁煙した。7月。コロナ+長引く梅雨生活の真っただ中に嗜好品を絶つというのは、昔の私からすれば、追いストレス、自分ブラック企業化推進運動、宣戦布告。負のワードしか浮かばない。
酒量が増えたのは職場のストレスが原因だった。気づけばワイン1本+ストロングゼロ2本開けなきゃ寝れないなんて日もあった。
それが、自粛でメンタルが若干安定してきたことで、酒もたばこもなきゃやってらんねぇ!発泡酒プシュゥ!欲がなくなってきた。そろそろ内臓をやすめてあげないと、コロナ明け一発目の推しライブでまた両足つるか、コロナかかって病室で一生妄想ライブすることになるのは嫌だ。
禁酒禁煙3日ほど続いたところで、なんか体の調子がよくなってきたかも?と感じてきて、いい機会だなと思ってやめてみた。
ちなみにノンアルビールはOK。私の両親が酒好きで、子どもが成人したら晩酌するのが夢と語り散らかしているので、実家に行った時は飲酒してOKというルールは設けた。今の自分にできる親孝行は、こんなもんなので。
とはいえ、このご時世で実家には帰ることができず、完全アルコールゼロ、ニコチン・タールゼロ生活を約8年ぶりに体験した。
1ヶ月禁酒と禁煙をしてよかったこと
・清潔感カムバック
・健康カムバック
・メンタルカムバック
微妙だったこと
・節約にはならなかった
禁酒や禁煙しているひとと似たような変化ばかりだった。酒やたばこの臭いが付かなくなって清潔感マシマシになったり、肌めちゃめちゃきれいになったり、体軽くなったり、ビール腹が凹んだり、寝つきが良くなったり、ごはんが美味しくなったり。
だからこそ、おいしそうなちょっと高い野菜とか炊飯器とか新しいボディミストとかかわいい鞄とか推しグッズとか欲しかった本とか本とか本とか!いろいろ買って節約はあんまりできなかったな…。ははは。いいさ、いいさ。体にいい別の楽しみに乗り換えて、上書き保存する人生くらいが楽しいさ。
でも、この1ヶ月で一番強く思ったことは、お酒を抜いても自分の中身は変わらなかったってこと。
1ヶ月程度じゃ何も変わらないのかもしれないけど、単なるおうちじかんじゃなくて、素の自分と向き合う時間が増えてから、自分は根っからこんな奴なんだな、と妙に納得した。
たばこがなくても、怠ける時はスマホとともにベッドに瞬間接着剤でベタ貼りされたのか?ってくらいの勢いでゴロゴロしてるし、素面で1ヶ月過ごしても音の過敏は相変わらずだし、忘れ物も減らない。
本来の自分はもっとできるはず。もっと強いはず。もっと頭まわるはず。酒やたばこさえ止めれば解決できる!と思っていたけど、実際はバカ正直で単純なくせに気にしいで勝ち負けにこだわっちゃたり自分の世界に入ると出て来れなくなったり。今の自分ってこんな感じ。
だからって落胆はしなかったのが不思議。
ありのままの自分が分かって、むしろ安心した。1年前の自分が同じことをしたら、たぶんストレスになっていただろう。年の功かしら?だとしたら年を取ったんじゃなくて、私は初めて年を重ねられたってことじゃん。今の年齢になった時は不安でしかなかったけど、ちょっと楽しいかも。
自分のことを好きにも嫌いにもなれずずっと辛かったけど、この感覚を生まれて初めて味わって、自分を受け入れることをわずかばかり知ることとなった。
自分は他の人みたいに上手く立ち回っていけないし、何の才能もないからこそ、勉強と努力だけはやめないって改めて思えたし、生きてる限り己を知るために学びがあることを忘れちゃいけないって実感した。
これが分かっただけでも、禁酒と禁煙をやってよかった。チャレンジ成功。続編決定だな。