自己紹介
はじめまして。とよだです。
1983年生まれ、既婚、息子が1人。
本業では製造メーカー(BtoB)の品質保証部門におります。
品質保証は文字通り「品質を保証すること」が仕事です。そう言われても、品質って何?保証ってどうするの?と思われる方も多いと思います。
教科書的には「お客さまに品質を担保すること」が品質保証の業務ですが、品質保証に対する私の気持ちを書きました。
「あなたにとって品質保証とはどんな仕事ですか?」
実はこれ、中途採用面接の定番の質問なんです。
私はこんなふうに答えてました。
実は品質保証って、直接何かをすることが難しい仕事です。
例えば、作ったものの仕様が間違っていてクレームになった場合に実際に何かをするのは設計部門や営業部門ですし、不良率が高すぎる場合に実際に何かをするのは製造部門です。監査をして問題になりそうな点を指摘することはできても、それを受けてどう変えるかは指摘を受けた部門の判断です。
品質保証になった当初はそれがすごく嫌でしたし、今でも難しいと感じます。
自分が担当なのであれば、自分で考えて、自分で手を動かせば終わります。仕事の進め方としてはとてもシンプルです。
それを人、しかも他部署の、他に重要案件をいくつも抱えている人に動いていただき、完結させなければなりません。
問題や指摘の主旨を理解していただき、対応を考えていただき、実施していただく。
品質保証の立場では支援しかできないかもしれないが、どうせ支援するなら、少しでも良い方向に進む手助けになりたい。
そう思った時から、私にとっての品質保証は「みんなの仕事を少しずつ良くすることのできる(可能性のある)仕事」になりました。
品質保証部員が中小企業診断士を目指した理由
中小企業診断士を目指していた時、メーカーの、品質保証の人ってあんまりいないな?と思ったことを覚えています。
メーカーで品質保証を担当していて、独立希望ではない私が、中小企業診断士を目指したのは、品質保証として出来ることを増やしたい、との思いからでした。
品質の話をする際に、必ずぶち当たる壁があります。それが「お金」です。
一定規模以上の製造メーカーであれば、生産の一部は外注会社へお願いしているのではないでしょうか?
外注会社の多くは中小企業、いわゆる下請企業で、様々な課題を抱えています。
品質を高めるために設備投資をしようにも、売り上げが小さくコストメリットがでない。人材強化をしたくても人件費の問題で非正規や頼らざるが得ない。
結果、不適合が再発し、品質を担保できない。
品質を担保できない外注会社とは取引を小さくせざるを得ない。
私は品質保証の担当なので、外注会社を訪れるのはどうしても品質不適合が起きた場合が多かったのですが、外注会社の品質担当者の方が、品質をよくするための様々なアイディアを「お金がないからできない」と言うときの、困ったような、苦虫を潰したような表情をよく覚えています。
お金が理由で、やりたい改善を諦めることを減らしたい。
そのためには、私自身がもっと多角的な視点を身につけ、品質以外の面でも支援したい。
それが、私が中小企業診断士を志した理由でした。
中小企業診断士(登録予定)の今
家族の協力もあり、2022年度の中小企業診断士試験に合格することができました。
これから実務補習、登録、中小企業診断士へと進んでいく第一歩を踏み出しました。
中小企業診断士は、独立を前提として取得する(取得を目指される)方も多い資格です。
Twitter等で皆さんの様子を拝見し、同期合格の方の実務補習の様子、実際に活動を始められている様子、そして活躍されている様子に刺激をいただいております。
私自身は2023年度中の登録を目指し、その後は企業内診断士となる予定です。
1人で独立してしまうと、品質保証の仕事はできません。
私自身がもう少し品質保証としての経験を積みたい、そして実際に中小企業診断士としての知識が品質保証として活きるのか試してみたい、という気持ちもあります。
少なくとも2023年度までは、あまり大々的な活動は行わず、自己研鑽や受験生支援をしたいと考えています。
得意だったのは運営管理と事例Ⅲです。
noteでは、月に2〜3回、中小企業診断士の受験経験談や、受験生向けの情報などを更新していきたいな、と思っています。
よろしくお願いします。