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優しい世界を目指して 2023

あけましておめでとうございます。

2023年最初の記事となります。みなさま本年もよろしくお願いします。

今年1発目の記事を何にしようかと考えましたが、やはり私の一番大きなテーマであることについて書きたいなと思いました。

「優しい世界を目指して」

実はこのタイトルは大分前にも書きました。

ただ最近ある本を読み、またその想いが膨れ上がってきたのです。

「こころのウェルビーイングのためにいますぐ、できること」という本です。この本の著者、西山直隆さんはずっと公認会計士として数字の世界にどっぷり浸かっている中で湧き上がってきた「これは幸せなのか?この社会を子どもに残したいか?」という問いに突き動かされて、数字に表せられない行動が溢れる仕組みづくりをしている方です。

なんの面識もないし、この本を読むまで一切知らなかった人ですが、本を読んでいくうちに志に感銘を受け、今ではもう大好きです笑

この本を乱暴に一文で要約すると、「自分の好きなこと・得意なことを余裕のある範囲でお金を受け取らず行う」です。

字面だけ見るとそれだけかい!って思うかも知れませんが、もちろんこの一文には、深い意味と裏付けがあります。気になる方はぜひお読みください。

この「自分の好きなこと・得意なことを余裕のある範囲でお金を受け取らず行う」について私の場合に合わせて書きたいと思います。

学校とおうちの架け橋に

私は昨年3月で正規の小学校教員を退職し、非常勤職員となりました。せっかくなので私の経験を生かし「学校とおうちの架け橋」になりたいと思い、おうち教育支援のプロジェクトを立ち上げました。

その関係で、4月よりある方のおうち教育支援を行っています。noteでご連絡をいただき、なんだかんだずっと続けさせてもらっています。まあおうち教育支援といっても、最近はその親御さんと週に1、2回メールをさせてもらっているだけなので、単なる情報交換です笑。

今ではこの形に落ち着きましたが、4月の立ち上げ当初はこんな感じではありませんでした。
はじめは副業として、つまるところ収入源のひとつとしてなんとかならないかと考えていました。いろいろな方からアドバイスいただきました。

差別化できていない。ビジネスモデルが見えない。連絡頻度が少ない。サービスの効果が分からない。

そのアドバイスに応えようといろいろとさらに深く考えました。試しました。作りました。

本業勤務終了後、子どもを預かってもらえる時間の延長を申請すればサービスができる。土曜日ならあいてる。子どもが寝静まった後なら活動できる。

そうやってなんとか副業としてなりたたせることはできないかと試行錯誤しました。そして同時に、窮屈になっていく自分がいました。

私は単に保護者の助けになれたらいいな。先生と保護者がお互いにお互いの事情を知ることができれば、より協力して子どもの成長に寄り添えるのではないかと。そしてみんながお互いに思いやり、優しい世界になるのではないかと。ただそれだけだったのに。

もともと息子たちに向き合う時間とエネルギーを確保するために正規職員を退職したのだ。それが減るのは元も子もない。このままではだめだ。

だからエネルギーを残せなくなることはやめました。時間がかかりすぎることはやめました。自分のライフスタイルを崩すこともやめました。

結果的に今連絡を取っている方しか残りませんでした。1名しかいないので、副業と言うにはほど遠いです。というかお金もいただいていません。でも、こんな私の感じでもありがたいといってくださいます。

この場を借りてお礼申し上げます。私と関わり続けてくださりありがとうございます。

冒頭で紹介した本を読んでなぜ窮屈だったのかが分かります。そう。自分の余裕の範囲を超えていたのです。お金を受け取ろうとしていたのです。

余裕の範囲内でお金を受け取らなくなってから、私の満足度は爆上がりです。時間やエネルギーをかけて収入を得ていないのにです。ビジネス的にはだめでしょう。資本主義的にはだめでしょう。これこそまさにこころのウェルビーイングです。

余裕のあるときに、余裕のあることを少しずつ行う

「自分の好きなこと・得意なことを余裕のある範囲でお金を受け取らず行う」

繰り返しますが、余裕のある範囲というのが大切です。自分の好きなこと・得意なことなので意識しないと、余裕の範囲を超えたくなっちゃうのです。

私は普通に生活する分には十分ですが、貯金をするほど余裕はありません。なんせ昨年度の3分の1にまで収入減ってますから。だから今はお金で誰かに貢献することはやめています。

でも、時間の余裕は多少あります。だから今は余裕のある時間でだれかに貢献したいなと思っています。

エネルギーの余裕はもっとあります。今私の仕事は中学校内居場所づくりの支援員です。基本的には「居る」のが仕事です。詳しく知りたい方はこちら。

居るのが仕事なので、エネルギーはあまり減りません。だから余裕の割合は多くあります。

つまり、自分の得意なこと・好きなことで少ない時間で済むことなら割とハードなことができるということです。当然お金をもらわない方がいいので、雇われる仕事はしません。

これを鑑みた結果、今のところ息子の通う小学校のPTA関係がいいのではという結論です。偶然にも誰かのためになり、お金をもらえません。そして多くの人がやりたがりません。私の願望と一致します。ということで来年度はできたら何かにしらの役員に立候補してみようかと思います。

こんな風に何に余裕があるのだろうと考えてみるといいと思います。余裕のないことでやろうと思うと続きません。余裕のあることで余裕な範囲を少しずつやっていくことが大切なのです。

そうしたことが誰かの役に立つ上に、自分のウェルビーイングになります。優しくされた人はまた誰かに優しくなれると思います。優しさの連鎖が起こることにより、優しい世界に近づくと思います。そんな世界を私は子どもたちに残したいです。

優しい世界を目指して

最後までお読みいただきありがとうございました。何かの参考になれば幸いです。素敵な一日をお過ごしください。


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