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企業という発想そのものを変えていきたい

 僕は佐賀県のイベント会社の代表をしています。ごく普通の零細企業と中小企業の間くらいの、地方にある、地方だからこそ成立する会社の代表です。このケースだと以下のケースを想像すると思います。

①地元で起業した
②親から事業承継した
③生え抜きで代表まで上った

 ③が一番近く、僕は8年ほど前にアルバイトで入社した会社の代表になりました。代表になってから約3年なので実質3年で代表になりました。多くの事情が絡み代表になりましたが、最も的確にこの会社の代表になることを表現すると「ババ抜き」です。誰がババを引くかで、僕がババを引いたというのが最も的を射た表現だと思います。

 さておき、誰がババだ!とこの状況に甘んじている訳ではない僕は、会社(企業)という発想を変えていこうという考えでこの会社を経営しています。

会社は楽しいところであり、好きなことをやれる場所

 僕の会社の経営理念は「好きなことだけしていたい」です。自分が本当は何が好きで、何を楽しいと思い、何がしたいか。これを原動力に動くことができる場所を会社としたいと考えています。

 もちろん、みんな大人で、常識のある人間なので好きなことだけをして、お金を貰い、生きていくなんてことが無理であることは承知しています。

 まず、嫌なことは極力しないようにしています。嫌なことをするのは、好きなことをするために我慢できることだけにしようと話し合っています。そのために、ここ2年くらいは業務を断捨離し、嫌な仕事は断るようになりました。

主たる仕事は1日4時間くらいが適正

 1日24時間の考え方です。

 ①24時間の1/3は睡眠:8時間
 ②24時間の1/3は家族のための時間:8時間
 ③残りの半分は自分の時間:4時間
 ④最後の時間が仕事:4時間

 1日で考えるとなかなか難しいので1週間単位で考えると、仕事は週28時間以内にしようというのが僕の会社の目標です。一般的な労働時間に当てはめると週4日労働、週休3日体制になります。

 副業(複業)はこの4時間以外の自分の時間や家族のための時間から捻出するイメージで考えています。

 実際は、週休3日も難しいので週4日〜7日勤務、週28時間以内労働になるように日々努力中です。実現はまだまだ先です。

同じように働きたい仲間を受け入れる場所が会社

 ここまでの話を乱暴にまとめるとフリーランスを目指せば?となります。しかし、今の日本の社会で高校卒業または大学卒業した直後の社会人1年生が、こんな働き方は実践できないことがほとんどで、そのノウハウも持ち合わせていません。これが実現できる環境づくりのために会社、起業が存在していれば話は変わってきます。

 僕の目標はここです。

 楽しそうなことをいっぱい言いましたが、実際は冒頭で言った「ババ抜き」、つまり会社規模から考えると多額の債務がこの目標達成の足枷となっていて、今はその足枷を外す努力をしながら、この目標の達成する努力を続けているといったところです。

#私の仕事

いただいたサポートだけが僕のお小遣いです。ジリ貧(死語)