経営者は従業員の働き方をサポートすべきだと考えています
一昔前は、従業員は駒に例えられたり、戦闘員に例えられたりと自由意志のない、経営者の指示通りに動くものだったと思います。現在の会社で代表をする以前は色々な会社で働いてきたので、僕も当然、この扱いを受けていました。
もっとも尊敬する上司ですら「俺らの仕事は落下傘部隊。単独で戦地に降り立って、成果を持って帰ってくるのが仕事」と戦争に例える状況。でもそれが普通、ごく一般的で、この程度の内容にハラスメントは存在していなかたと思います。
働き方の変化
現在、リモートワークの普及やIT化の急速な展開により効率化がどんどん進んでいます。しかし、もう少し振り返ってみてください。例えば僕は46歳。この年齢の人が新入社員だった頃を思い出してください。今の新入社員と比較し、もっともっと仕事量が少なくなかったですか?
もちろん、労働時間は長かったと思いますが、PCが部署で1台、複数人で1台、報告書や社内向け資料は手書きだったりしませんでしたか?あの作業を今の一人1台またはそれ以上にPCやタブレットがある状態ですれば、本当に短時間で終わっていませんでしたか?
つまり、多くのおじさんがしている昔自慢「俺らの頃は、今よりももっと働いていた」は時間の話だけで、作業量は今の方がもっと多いんです。
どんどん便利なツールが普及するとともに、1人あたりの作業量が増え、追いつかなくなったからこその効率化なんだと思います。
手段と目的を間違えていた過去
例えばの一例です。豊かな生活のためにお金を稼ぐ手段として仕事をしているとします。多くの人がお金をどんどん稼ぎ、より豊かになるため、さらに働く。もっと働く。もっともっと働く。
これを繰り返した結果、多くの人が豊かな生活を手に入れていなかったですよね?手に入れたのはお金で、そのために多くの時間が削られ、豊かな生活が失われた人すらいたと思います。
豊かな生活の定義を間違えたため、本来の目的の豊かな生活がゴールではなく、手段であるはずのお金を手に入れるを目的に一生懸命働いていたというのが過去の働き方だと僕は考えています。
これからの経営者のあり方
これからの経営者はもちろん、会社を経営している以上、利益を上げ、社会貢献をし、従業員へ給与を支給する必要があります。
これに加えて、従業員が働くことで得たいモノ、目標などを話し合い、そこに辿り着くためのサポートをする必要があると考えています。
子育てをメインで考えている従業員(パパ・ママどちらも)には子育てに携わる時間を捻出する方法を一緒に考える必要があります。
副業を考えている従業員に対しても同じです。
この会社で出世を考えている場合は、先述の内容と違い、ある程度会社で過ごす時間を増やしたりしながら、この会社の経営や課題解決に参加する機会を増やす必要があります。
ざっくりした話ですが、従業員一人一人に対してカスタマイズした働き方が提供できる会社の仕組みづくりが大事だと考えています。今までのような一律同じという考え方ではないということです。
この考え方、このあり方が正しいかどうかは良くわかりませんが、僕がそうして欲しかったという内容です。僕は自分がして欲しかったことを実現するために代表として働いています。もちろん、今の自分がしたいことも積極的に実践していくつもりです。
いただいたサポートだけが僕のお小遣いです。ジリ貧(死語)