エルシャダイが一部フリー素材になってた件
スマートニュースでこんな記事を見つけました。
『エルシャダイ』というゲームをご存知でしょうか。
『エルシャダイ』 (El Shaddai: Ascension of the Metatron) は、2011年4月28日にイグニッション・エンターテイメントより発売されたPlayStation 3およびXbox 360用3Dアクションゲーム。竹安佐和記が作成する『神話構想』シリーズの1つでもあった。
ーWikipediaより抜粋ー
今から10年前、発売前に発表されたトレーラーが話題になり、一気に知名度を上げたゲームです。
私は当時、そのブームをニコニコ動画内から知った一人です。
その真面目なんだかふざけているのかわからないトレーラーは、当時まだまだ無法地帯だったニコニコ動画で完全におもちゃにされてしまいました。
既存の動画をいじって音楽と組み合わせたり、セリフを面白おかしくしてみたり、3Dモデルを自前で作って踊らせたりするシステムでエルシャダイのキャラクターを踊らせたり・・・
それはさまざまないじられ方をしました。
「そんな装備で大丈夫か?」「大丈夫だ、問題ない」
というセリフは、ニコニコのいたるところでアレンジされ、目にしました。
しかしそのおかげで爆発的に人気を博し、ゲーム前に最高潮の盛り上がりを見せてしまうところまでいきました。
そして、いざゲームが発売されてみると、その以外にも真面目な内容のシナリオに
「思っていたのと違った」
と感じた人が多かったのか、セールスの方は前評判のわりに今一つ振るわない結果でした。
しかし一部の人たちは世界観に魅了され、その後も小説や続編などで展開されるエルシャダイを追い続けていたのです。
またエルシャダイは、当時のニコニコ動画利用者なら
「誰もが知る定番のネタ」として定着し、その存在感を示し続けました。
ディレクターの竹安さんの言葉を信じるなら、それらも一助となり
今回のsteam配信にも結びついたのではないでしょうか。
ゲームの方は9月2日から配信され、好評を得ています。
ニコニコ動画内と聞くと限られた範囲のように聞こえますが
同サイトは2010年3月の時点で登録者数1600万人。
そのサイトで、当時は動画ランキングを埋め尽くす勢いがあったため
知名度も相当だったと言えます。
参考
ニコニコ大百科:ニコニコ動画とは
https://dic.nicovideo.jp/a/%E3%83%8B%E3%82%B3%E3%83%8B%E3%82%B3%E5%8B%95%E7%94%BB
10年前、たしかに私は笑っていました。
数々の動画からエルシャダイというコンテンツを強烈に印象付けられたひとりです。
それが今、こうしてまた存在感を示してくれるとは思ってもみませんでした。
もうひとつ驚いたのが、一部画像がフリー素材として配布されているということです。
http://elshaddai.jp/elshaddai_crim/freedeta.html
ニコニコ動画でいいようにいじられているのは、内心どのようだったのだろうと気になっていたのですが、このニュース記事の内容といい
そう悪い印象ではなかったようですね。
というわけで、せっかくなのでたくさん使わせていただきました。
当時登り調子だったニコニコ動画に突如現れ、一大ブームとなったエルシャダイ。
今後も爪痕を残すために、素材配布を決めたのならば
なかなか憎い事をするなあと思いました。
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